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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第4話「爆破」

 「取扱注意」の張り紙の意味って、そーゆー事だったのね!あと比嘉ちゃん、漢や!立花でなくても惚れるぜ。しかしあんな爆発喰らっても「酷い二日酔い」程度で復活出来るなんて、あんたはターミネーターT-Xか(笑)。

 今までのエピソードが望遠レンズで「手の届かない世界」を手前に引き寄せたものなら、今回のエピソードは広角レンズを使いながら、石川・立花・市倉・比嘉・赤井と主立った登場人物のキャラクター掘り下げをサラリとやった感じ。

 それをあくまで抑えた感じでサラリとやるところがBORDER流なのか。

 それでもあくまで主人公は石川なので、彼が医者に勧められた脳内に残った弾丸摘出手術を躊躇うあたりだとか、死者と話せる能力を積極的に捜査に利用しだしたり、もっと言えばある種の死者たちに対する共感めいたものの芽生えとかがよく描き込まれていたね。
 chika的には小栗旬とゆー俳優さんは、どの役柄を見ても余りグッと来るところがなかった人なんだけど、今回のBORDERでは感情を抑えた演技をしながら、時折ちらっと見せる溢れ出すような気持ちの見せ方とか、すごっく「石川」とシンクロしてるとゆーか魅力的。

 簡単に言っちゃえば「石川=小栗旬」が、刑事として格好良くて、ついでに可愛い(笑)。

 比嘉がベンチで眠り込んでいる石川を「もう少し寝かしておいてあげようよ」ってゆーのがよく分かる。
 そうそう、あのラストシーンだって、普通の刑事ドラマだったら、立花が比嘉に対して目覚めかけた恋心と、比嘉と石川の恋愛未満な関係を、たっぷり「三角」で、味付けしちゃうんだけど、BORDERはあえてそちらに重心を持って行かないところがエライ(笑)。
 とにかく、「情報は悪用しませんよ」と黒いギャグをとばす赤井がマイノリティ達の心配をする石川に「友情」を提示しても「調子にのるな」とピシャリとやるシーンとか、演出が細かくて、しかもさりげない。

 あと石川と立花のハーフボイルドなやりとりとかね。好きやなーこーゆーの。

 まあ扱っているテーマがBORDERだから、「境界線」を描き出すにはピッタリな演出かも。

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