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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダー鎧武 第26話「バロンのゲネシス変身!」

 ついに裕也殺しを舞に告白してしまった紘汰。

 ってか舞がどんな反応を見せるのかが想像も付かなかったんだけど、「なにー!これー?普通のドラマ展開になってるじゃん!!」って吃驚したよ。

 でもって、その意外性も手伝ってプチ感激!
 だって元来、仮面ライダーシリーズって意識的に、こーゆー女子のヴィヴィッドな反応描写を避ける傾向ってか、お約束があるから、普通だと「あたし、紘汰の事、信じてるから」とか「こんな時こそ、あたしが紘汰を支えなくっちゃ」みたいな、まるで戦国時代の奥方パターンなんだよね。

 それが、凹んだ紘汰の肩を優しく抱きながら普通に「可哀想に一人で抱え込んでたんだ、、」だって!だから吃驚したよ。(ある意味だから、鎧武は仮面ライダーでやる必要がない、なんて言われるんだと思うけど)
 でもこの吃驚展開は、さすがに直ぐに通過、(普通の恋愛TVドラマだと、この辺りのシーンが山場になったり、次の恋愛ステップに進んでいくんだけど)ってか、先週のおさらい扱いだったけど(笑)。
 そう、本編はあくまで光実のダークサイド転落シーンなんだよね。

 舞のホッペタ平手打ちで、光実の清く美しいインナーワールドは音を立てて瓦解。

 このシーンもベタだったなぁ、、昔、瞳の中でホントに炎が燃える「闘志」表現があったけど、あれに近いね(笑)。
「グワーン、ガラガラガラ~」って擬音が聞こえそうだったよ。
 で「裏切りの光実」の第2ステージは、ヘルヘイムの森。

 最初、光実が何をしたかったのか良く分かんなかったんだけど、本気で紘汰殺しを考えてたのね。
 しかも紘汰が生身でも結構喧嘩慣れしてる事や、無論、鎧武に変身したら手強いのが判ってるから、相手が隙だらけの時を狙って殺ってしまおうとしたみたい。
 おー!ここまで、一気に黒くなるんだぁ!と吃驚しながも、確かに今までの脚本の流れからゆーと、光実ってそんなに飛躍した人物設定じゃなかったよね。
 でも人物設定の「破壊力」で言えば、やっぱ戒斗でしょ。

 今までこんなにまで馬鹿だった登場人物は、仮面ライダー史では発見できないでしょ。

 ある意味、耀子が戒斗に「何かがある」と感じたのも頷ける。養老孟司氏の名著「バカの壁」にちなんでいえば「バカの壁」の向こう側に潜む圧倒的パワーと申しましょうか。

 オーバーロードを追いかけていく戒斗の「待て!」と、紘汰の「お前が待て!おい!」は、「人の事、アホ言うモンが、アホなんや」→「なんやて?『人の事、アホ言うモンが、アホなんや』って言うモンがアホなんや」の大阪名物の永久迷宮を思い出しまんな。
 愚者の見本のような若者チームの中で唯一賢者に近い位置にいた光実がダークサイドに落ち、舞も、本能的に男共に不協和音を奏でてしまう小娘ぶりを発揮、そんな中、バカの壁王者の戒斗に振り回される「オレバカだからさ・紘汰」の明日はどっちだ?

(ガイム~♪ドンドンパ・ドドンパ♪)
 心配するなよ、ちょっと騙されやすいけどノブレス・オブリージュ貴虎がいるぜ。もしかしたら鳳蓮姉さんもね(笑)。

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