「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜」Episode #2
chika的には「新谷vs明星の、トンチンカンな対決」と「倉木vs中神の、番長と副番長の対決」が面白かった。
まあこんな表現、MOZUファンの人にはイラッと来るだろうけど。
記憶を失った新谷と、あまり相手のことを知らない明星が、新谷の妹について「知ってる知らない」のやり取りをするわけだから、正にあんな感じになるんだろうけど、妙な所に拘ったシーンだなって思いながら、半分、コントを見てる感じだった。
更にこのコントに終止符を打ったのは、がさつ極まりない倉木のドアノブ・ガチャガチャ(笑)、ホントに倉木って公安のエリートなの?
倉木vs中神の場合は、倉木が、中神を全然相手にせず「お前は黙ってろ」とか「お前に喋ってない」とか完璧無視、それに対して中神が怒り狂ってるってゆー取り合わせが、完全にヤンキー同士の喧嘩の突端だなぁって、、これもおもろい。
「新谷vs明星トンチンカン対決」といい、「MOZU」ってなんでこうゆー、せこいディテールに拘るんだろ?
その他、中神が車のタイヤとか背もたれとかを「倉木のヤロー、偉そうにしやがって!この糞がきゃ!むかつくぜ!」って感じで蹴りまくるシーンなんか、chika的にはコメディ見てるみたいで凄く楽しいんだけど、「MOZU」の一見重厚そうに見える画面作りからは、コンセプトがかけ離れてて「アレレ」って感じなんだよね。
まっ、chikaにはそれが楽しいんだけど。
ああそうそう、MOZUは分類上で言うと、同じ「ミステリー」でも、そのコアは「ハードボイルド」なんだよね、更にノワール。
だから作りの重点は、「謎が謎を呼ぶ」みたいな知的興奮の方にあるんじゃなく、倉木とかの意地の張り方みたいな方が重要なんだけど、その辺のバランスがTV版の方が少し崩れてる感じ。
「ダブルフェィス」の時は、上手く行ってたんだけどなぁ、、。
chikaの場合、長谷川博己体験は「八重の桜」が始めてだったんだけど、「地獄でなぜ悪い」の平田役で180度彼の見方が変わって、「意外と凄いんじゃないこの子」、、って思ってたから、「MOZU」の東和夫役は凄くウェルカムな感じ。いいなぁあの、トローッとした毒薬な感じ。
それと真木よう子もようやく、明星に填ってきた感じ、ってか彼女の場合、「見てる方が慣れる」必要がある女優さんなのかも(笑)。