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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第2話「救出」

 こっちの予想を斜め上行く展開!最近、TVドラマを見てて、余り感じなくなったあの感覚、「面白~ぃ!」が久々に。

 ほぼベタ褒め状態(笑)。

 だって、こんな時くらい褒めとかなくっちゃ、こんなチャンス、滅多にないよ。だから賛辞の出し惜しみはしないよ。
 勿論、「そんなの何回も使える手じゃないでしょ」みたいな冷蔵庫ネタとかの細かなアラとか、設定上の矛盾とかがないってワケじゃないけど、それに拘りだしたら、「何で銃弾が頭に残ったら幽霊が見えるんだ?」とか、そもそも「幽霊って居るの?」なんて野暮な突っ込みにしかならないもん(笑)。
 料金払ってお化け屋敷に入場したら、「恐怖」を素直に楽しむべし。ましてや、そのお化け屋敷が、良質な工夫をしてくれてるんなら、なおさらだよ。
 前回の感想で、色々な死者のパターンがあるから、主人公がそれにどう対応していくかがこれからの課題、みたいな事を書いたけど、第2回にして、主人公の幽霊バディ(笑)が、「犯人」自身とは!
 刑事が、まだ殺されていない被害者を助ける為に、犯人に走り回される設定って、よーく考えたら結構あるパターンなんだけど、その犯人を、既に死んでる状態にするだけで、こんなけ面白いのね。感心するわ。
 それに相手が死者でも、きっちり主人公・石川が相手を「犯罪者」として対応してたり、ムキになったりする所が面白い。
 石川が犯人の偽情報に振り回されて、空の貯水タンクを開けさせれた後で、怒りの為に犯人にハンマーを振り上げそうになったシーンなんか、おもわず「オイオイ、相手はユーレーなんだよ(しかも、あんたにしか見えてない)」って突っ込みいれそうになったりして(笑)。
 逆に、石川が言ってるように、相手は死んでるわけだから、いくら偉そうなこと言っても出来るのは喋ることだけだってゆー縛りがあるんだけど、石川には自分が死人と話をしてるって事を周囲に漏らせないハンディもあって、これで犯人と主人公の緊張関係が五分五分になっている所が面白い。
 しかも24時間という期限付きの救命捜査が、このユーレーの口先情報を相手にしての孤立無援の闘いでしか、なし得ないという、、これも面白いわ。
 それじゃ余りに石川が可哀想って事もないんだろうけど、石川の協力者として、脚本が「困ったときの○○」って感じで、設定したのが、情報屋の赤井と特別検視官の比嘉。
 今のところ赤井も比嘉も、石川に何か特別な物を感じてはいるものの、まさか死人が見える特殊能力があるとまでは気がついていないんだけど、それより以前に、この二人自体が、ある種のボーダーライン上を越えつつある人物設定になってるよね。
 今回、登場したサイモンとガーファンクルは完全にボーダーラインを越えてたけど(笑)。
 この二人の登用、なんか「SPEC」を思い出して、「BORDER」の場合は、あんましそっちの方向に走るのは良くないんじゃないか?とちょっと心配したけど、まあギリギリセーフで、面白さだけを保ててたみたい。
 どっちにしても「BORDER」はすげぇ拾い物だわ。

 これ「MOZU」の前評判に押されて、見逃さなくて良かった!

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