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BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 第1話「発現」

f:id:saienji:20131106121003j:plain あっと、前の感想で書き忘れたってか、「MOZU」のep1では爆破現場の自撮りぽいライブ映像に、染谷将太君が登場したり、真木よう子の明星美希に接触したりしてるんで、理屈で考えると、新谷宏美は染谷将太君って事になるんだけど、chika的には好みの問題で意識的にパスしてんだよね。

 二人とも「男の娘する」には、一応ボーダーラインからセーフゾーンに入ってるんだけど、何度も書くけど、chikaの好みで言えば池松壮亮君なんだよな(笑)。
  って事で今回は、同じボーダーでも、「BORDER」の感想。
 巷では「MOZU」と「BORDER」が裏表になった事が一つの話題になってるけど、chikaみたいな機械に不自由な人でも最近の録画は簡単にできるんだから、これってそんなに問題なの?って気もするな~。

 勿論、熱心なTVドラマファンの人はリアルタイム視聴に拘るし、同じ曜日、同じ時間帯、同じ刑事物となれば、「どっちを選ぶ?」ってゆー選択は、なんだか自分の嗜好が試されてる見たいな気がして燃えるのも判るんだけど(笑)。

 chikaにとっての仮面ライダーシリーズのリアルタイム視聴は、それに近いし。拘りだよ、拘り。

 でも言っておくけど、ほんと録画が出来るんだから、制作サイドは「視聴率」に翻弄されんで欲しいよ。

 まあ、言っちゃ悪いけど制作サイドが、一部の熱心なTVドラマファンを相手にして「MOZU」と「BORDER」で視聴率競争してるとは思っちゃいないけどね。


 「BORDER」は、告知された霊能刑事って設定がマイナスに働いたのか、「映画みたいなMOZU」の陰に回った感じだったけど、作りとか面白さの設定とかは、それぞれまったく別物で比較出来るものじゃないね。

 「BORDER」も、面白いよ。

 脚本ってか原作も含めてだけど、感性的には「MOZU」より「BORDER」の方が新しいってか、冒険やってる。
 最近の刑事物って刑事自体が、信念は持っててても「絶対正義」ってものを持っていないから、自分の行動を自問したり犯人との共感があったり、、みたいな傾向が強かったんだけど、「BORDER」の場合は、主人公が殺された側にいて、しかも被害者の死人が「間違えない証人」で付いてるんだから、これはある意味「最強の刑事」なんだよね。
 第1回を見る限りは、この設定のお陰で、主人公は事件解決に向けての捜査より、現実の法規に照らし合わせて、いかに犯人をその中に追い詰めていくかの方に話の力点が移ってる。

 これって、ああ「必殺、仕置き人」の構造だぁって一瞬思っちゃったけど、仕置き人のメンバーは自分たちが地獄に堕ちる人間だって自覚があるんだけど、「BORDER」の場合は、どんなに汚い違法捜査や証拠のでっち上げをやろうが、相手が「絶対犯人」だから、全然平気で、しかも相手を殺しちゃうワケじゃなくて、ちゃんと法で裁いちゃうわけだから、ダークなくせして痛快なわけ。

 更に、小栗君演じる主人公は、それでも自分のやっている汚い手法にどこか距離を置いているような清廉さがあったり、この辺りが、この脚本・演出の妙味みたい。

 ちょっと思いつかないけど、今回作り上げたフォーマットには、色々なケースを流し込んで、今までになかったような新しい刑事物の展開が可能かも知れない。

 少なくとも第1回を見てる限り、同じように新奇なフォーマットで臨んだものの、それを充分生かし切れなかった「キントリ」より柔軟性はありそう。
 ただこんな設定でも「この殺人の動機、殺人に至る経緯は、どうなの?どーしょーもないでしょ。誰かこれを裁ける人間がいるの?」みたいなシリアスドロドロケースになると、展開が違って来るんだと思うんだけど、さて、金城脚本がそこまで踏み込みますでしょうか?


PS 鑑識官波留の解剖シーン、、エロかった。健全な視聴者には不評だったらしいけど(笑)。


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