saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

不死鳥の暴走・会津の決意

「八重の桜」の作りが、つくづく王道を行ってるなぁと感心させられます。
最近時々、映画やtvドラマの作品作りの中で「どーせ視聴者なんて安価で奇異な刺激と、勇気を貰いました的かんどーにしか反応しないもんだよ」って意図が透けて見える犬の餌ぽい作りが見受けられて、視聴者側をなめてんなと怒りがわくことがしばしば。
ってゆーか視聴者の方も「高級な犬の餌」を、求めて、とんちんかんな反応をして見たり。
でも「八重の桜」については突っ込みどころより「なるほどそう見せるのね」って感じで教えられる部分の方が多かったりします。
たとえば覚馬たちの政治談義の場面では、八重は「あっちへ行け」と追い払われ、守護職拝命をめぐる緊迫した状況下でも、「立ち聞きするな」「おなごが口を出すな」等と話を聞いただけで叱られる訳ですが、それに対し八重は表情の変化も含めて特別な不平めいた反応を見せないんですね、でもカメラはその後の八重の様子をしばらく追いかけていく、、「ここは見ているあたなが推し量ってくださいな」と、こういうのは上手いなと、小説なんかでは、これを文章で書くとベタになっちゃう。
あるは「犬の餌」だと「これはこう食べるのが一番旨いんだぜぇ。どうだい、俺の味付けは抜群だろ!」となっちゃう。
とまあ「八重の桜」がすごく高級な作りを目指しているように書きましたが、実際は旬の俳優さんの使いどころを色々、画策したり、生臭い部分もたくさんあるようです。
 今回、際だっていたのが村上弘明さんの松平春嶽でしょうね。春嶽の登場する場面だけは、なんだか別のドラマをみているような。
最近の村上弘明さんてこういう、ネチー・・ゾクー・・としてしかも奇妙な色気を発散するゲイでもホモでもないんだけど、その近似値を持ってる悪役が多くて、またそれがすごく似合ってるんですよね。
こーゆの制作側は絶対、狙ってるだろうし、見てる方も楽しいですよね。(そういう企画が全部だと噴飯モノですが)
村上弘明さんの松平春嶽慶喜(小泉孝太郎)とか松平容保綾野剛)に絡んでいくわけですから、その手の人にはたまらんでしょうね(笑)。
chikaなんかは時々、森喜朗に抱かれている小泉進次郎の絵柄が浮かんで我ながらぞっとしるんですが村上弘明さんなら許されるような(笑)。

って事で仮面ライダーウィザードの方なんですが、こちらは一話完結どころかファントム世界の内紛事情をフェニックスや新規参入したソラを使って今後の物語の展開の底流として一大展開をする模様。
でもこの構図って仮面ライダークウガで見たよな、、。(「神は一つのファンタジーしか一人の作家に与えない」ってのがchikaの持論なので、これは仕方がないと思います。後は自分が与えられたファンタジーを作家さんがどうアレンジしてくかって事が重要。)
chika的には晴人に仁藤が絡むコミックパートというかボケ突っ込みの若手マンザイ仕様が好きなので、これが今後も沢山見られたらなと期待はしてるんですが、どうもウィザードの場合、このパートは晴人が置かれた状況のシリアスさを際だたせる為に用意されているようなので、なんだかもの悲しい結果に繋がるような予感も一方であったりして。

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