saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ドラゴン・タトゥーの女

f:id:saienji:20131124093705g:plain

 今日は映画「ミレニアム」三部作のお勧め記事。

 多分、日本ではデヴィッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」の方が、有名だと思うんだけど、ミステリー好きならchikaはこっちをお勧め。

 実を言うとchikaがこれらの映画を見た順番では、「ミレニアム」の日本語字幕版を見て、次にフィンチャー版「ドラゴン・タトゥーの女」の日本語吹き替えを見て、最後に「ミレニアム」の日本語吹き替え版をって随分、奇妙な事をやったんだけど、やっぱり「ミレニアム」の方が何度見ても面白い。

 そりゃフィンチャー版「ドラゴン・タトゥーの女」は、オープニングからして「SM風味の007?」って感じで、派手さはあるけど、ダニエル・クレイグがアクションしないで推理探偵もどきをやっても似合わないし、一番ネックになるのが、肝心のドラゴン・タトゥーの女であるリスベット・サランデルがこの映画の場合、貧弱すぎるって事。
 主人公はリスベット・サランデルなんだけど、ダニエル・クレイグを持ってきたら、彼を中心に描かなきゃしかたないもんね。

 って事で、ツェッペリンの「移民の歌」とかをテーマに持って来るとか、華々しい作りの割にはフィンチャー版「ドラゴン・タトゥーの女」は、かなり「なんだかなぁ、、」の出来。
 で「ミレニアム」の方なんだけど、スウェーデン映画と言う日本人にはあまり馴染みのない肌触りではあるんだけれど、見始めるともの凄く上質な「火曜サスペンス劇場」みたいな感じで、結構しっくり来ちゃったりする(笑)。
 ってか、何と言ってもリスベット・サランデルを演じてるノオミ・ラパスが凄すぎ!
 フィンチャー版ではダニエル・クレイグが演じたジャーナリスト・ミカエルも、こっちはミカエル・ニュークヴィストで実にしっくり来るしね。

 精神的はタフだけど、そんなにスーパーマンじゃないミカエルが、リスベットに応援をして貰いながら依頼を解決していく「ミレニアム 1」から始まって、残り2部作まで、ミカエルとリスベット、それぞれの視点を交えながら話が進んで行き、最後には国家機密暴露まで行っちゃいながらも、「やっぱリスベットすげー!!」ってゆー全体の構成が秀逸。
 三部作で一本が2時間近い長さだから、ホント、長編ミステリーを読んでる感覚を充分味わえるし、好きだワー、こーゆの。
 それとプププだから言える話だけど、この映画、ニューハーフ(あるいは、男の娘)好きさんにも、レズちゃんにもお勧め。とにかくノオミ・ラパスのリスベットが絶品(見れば判る)。
 こんな風に書くと「なーんだ色物かぁ?」って思われちゃうかも知れないけど、「ミレニアム」のバックボーンはスッゴク硬派だし、ある意味では「社会派映画」って言い切ってもいいかも知れない側面もあるんだよ。
 まっ、フィンチャー版の「ドラゴン・タトゥーの女」しか見てない人は、騙されたと思って見てけろ。

 

 

 

f:id:saienji:20131110144815j:plain

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!