蒼哭ノ魔竜
仮面ライダー鎧武の方が期待含みの様子見ってことで、裏であるゴウライガン4話の感想を書くのが億劫に、、ってか、正直、あんなのに感想書けないよ(笑)。
井上脚本は遊びまくりだし、アクションが得意の金田龍監督がおふざけピンクをとったら焼きすぎの秋刀魚みたいだし(笑)。
やっぱり井上脚本は雨宮慶太監督の方が腐れ縁的に相性が良いのか?
で、話は少し飛んでGAROシリーズの“冴島鋼牙編”の最終作である「蒼哭ノ魔竜」について。
「蒼哭ノ魔竜」と書いてソウコクノマリュウと読む、魔竜は別として「蒼哭」はねー、、どうなの?このセンス、いかにも雨宮慶太って感じじゃん。
ビジュアルの方も雨宮ワールド全開って感じだね。キャラクターデザイナーとしての面目躍如ってか、これに飽きた人にはゲップが出る程の雨宮ファンタジーワールド。
でもなんだかディズニー映画の「アリス・イン・ワンダーランド」を下敷きにしてるみたいに見えて、西洋のファンタジー造形センスに追いつけない部分では、ちょっと日本の人形劇団の公演見てるみたいで情けなかったけどね。
やっぱ日本でこーゆーのやるなら「妖怪大戦争」みたいなのが良いと思うんだけど、なんせ・・『GARO』だから (笑)。
で「アリス・イン・ワンダーランド」のアリスが冴島鋼牙なら、マッドハッター・ジョニデは、カカシこと久保田悠来。そう鎧武の呉島貴虎やってる人なわけ。
って此所で、話が鎧武にも繋がるんだけど、久保田悠来君、メイクの違いなのか、役所の違いなのか、「蒼哭ノ魔竜」じゃ、すごく生き生きとやってたのになぁ。
あっ、例によって話があちこちと。chikaが「蒼哭ノ魔竜」で感心したのは、映画の内容自体より、この映画の裏テーマでもある雨宮慶太氏の「創る」ことへの想いかな。
ある意味、凄く青臭いことをこの映画でやってのけてるワケだけど、これはこれでアリかなと。こういう一本を撮れるのもGAROという作品を長期にわたって続けてきた事へのご褒美なわけだし。
でネタバレ。カカシの正体が魔戒騎士を目指す少年達のトレーニングカラクリ人形なら、ジュダムの正体は「愛の水中花」(笑)。