SPEC~零~
ふぅ面白かった。SPEC~零~。
なんだか下手な邦画よりずっと良くできていたよ。
せこい言い方だけど、映画代得した感じ(笑)。
ツィッターでSPECをフォローしてて、時々その内容見たら、すげぇ創作活動を追求してて正に真摯って感じで、結果がこういう面白さに繋がるんだなって納得。
で、これで「零がこんなけ面白いんだから」って感じで劇場版「結」の動員に繋がればいいんだけど、制作側はあんまりそーゆーコト考えていないのかも。 多分、SPECを撮るコトに夢中って感じだね。
戸田恵梨香は相変わらず面白い。
彼女も当麻紗綾ってゆーキャラに出会えたコトが女優としての幅というか、彼女ならでの独自性を発揮できてるのを充分理解して、演っているんだと思う。
ああそれと今回の零では戸田恵梨香の怪演よりもっとその弾けぷりを期待してたのが入山隊長役の高嶋政伸だったんだけど露出が少なくて残念。
クレジット見てたら(特別出演)とあったから仕方ないのか。
そうそう今回顔見せとなったセカイこと白い男の向井理は、この前、読売テレビ開局55年記念ドラマ「怪物」で演ってた真崎亮の感触だったなぁ。
蛇の冷たい肌を思わせる向井理のあの感じも、中々面白くて、今度のSPEC~結~でそれが上手く発火すると良いんだけど。
話の方は、ってか、この手の話になんだかんだゆーのも御法度な気もするけど、一旦、漫画で熟成されてるからかなりこなれて来た感じ。
SPEC能力なんかも問答無用の超能力じゃなくて、今回は一十 一の時を止める能力についても一応それらしい解説があったし(笑)。
「共同幻想」なんて言葉を持ち出すのは一十 一スペックの説明考えた人の趣味だろうなぁ。 でもやっぱSPECの面白さは、地居の「僕のSPECよ、君に届けー!」なんかのブキミ可笑しさを、話のシリアス下地にタップリ塗せる演出だと思うよ。