東京バンドワゴン 第2話
東京バンドワゴンの前の感想で『「今時、何で逆・寺内貫太郎一家なの?」って気がするんだけど、』って書いたけど、第2話を見て、ようやくその意味が判りかけてきた。
副題に下町大家族物語とあるんだけど、家族って増えれば増えるほど、その一人一人に色んな事情が生まれるんだよね。
それとこの「大家族」は昔の大家族と違って、単一血統ってゆーより、むしろ寄り合い所帯ってか、赤の他人に近い人間がそれぞれの関係性でもってグループを形成してる感じ?
その象徴がメインになる青。
だからこそ、逆に人との関係が余計に身に染みるってコトなんだろうな。
堀田家の一家揃っての食事風景も「みんな精一杯、仲良くやってる」って感じが常にするもんね(笑)~。
そこが一昔前の寺内貫太郎一家の家族風景と微妙に違う所。
第二話の『古事類苑』の話も、青の背景が判ってるから、赤ちゃんを置き去りにした(と思われてた)ヤンママに青がしつこく絡むシーンでちょっと涙が出ちゃったよ。
つい最近も和歌山で26歳の父親が自分の2歳になる長男を虐待死させたニュースが流れたばかりだからね。
まっ、ストーリー自体は吃驚するほどオーソドックスな「いい話」に過ぎないんだけど、こんな世相にこんな話をぶつけて来る所が凄いのかも知れないな。