saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

微笑み 過激な転校生

「進撃の巨人」 第23話 微笑み

 今回のエピソードの冒頭、「壁」を信仰する教団員の描写がありましたが、怪しすぎますね~。

 これって「「巨人の謎解き」ゲームのヒントもヒント、大ヒントなんじゃないでしょうか(笑)?

 それとアニがベッドの中で見ていた悪夢(父親らしき人物に嫌々格闘技を仕込まれる)と関係があるのか、更に更に、アニが入るのを嫌がっていた地下通路とも関係あり?

 いや、狭くて暗い所ってゆーのは巨人の中のコトなのか?

 こうなって来ると、塀の外に自由を感じていたエレンの父親が、「巨人を操る人間陣営」とどう係わっているのか、俄然興味が沸いてきますね。
 ・・まあイイでしょう。今の所、多くは藪の中なんだから。


 で今回のエピソードで驚いたのは、アニが女型巨人の正体だったてコトより、アルミンがそれに気付いていて彼女を罠に掛けた事実ですね。
 この過程を省いて(隠して)、結果だけを衝撃的に視聴者に見せるってゆー手法は、何回も「進撃の巨人」の中で使われてて、そんなのに一々驚いてちゃこっちの身が持たないんですが、まあこれも面白さの一つかな。

 でもこれってちょっと狡いゾ、この方法だと何でも出来ちゃうから(笑)。
 それと面白いなぁと思ったのは、今回、「女の匂い」がかなり漂ってたこと。
 「進撃の巨人」ってこうゆー、その場その場に流れる空気感みたいなのを丁寧に拾っていくから面白いね。

 戦闘中だと戦闘の、敗走中なら敗走中のアドレナリンの飛沫を表現みたいな感じで、まあ今回は、腐敗した憲兵団に入った若者達のだるさ、さらに微妙な男女間の空気とか。
 アニと同室の女性憲兵隊員のレズぽい言いぐさとか、その彼女がいけずな女なんだけど、イザとなったら同僚の隊員のピンチを仕方なしに救ってやるシーンだとか、こーゆー女、実際にいるし、そんな女性が普通に息をしてるのを見てると、彼らが憲兵団というより只たんに群れてるグループなんだとよく判るんですよね。
 アニの場合は、アルミンに踏み絵踏まされ、急に今までのクールな仮面が剥がれて、くねくねポーズの狂乱一歩手前(妙な色気があったけど)、、これも女の匂いだなぁ。

 今回の成り行きは安直に推理して、アニがアルミンに好意を寄せていたってことで「可」ですか?
 それともアニ自体が意に染まない指令(女型巨人として攻撃を仕掛ける事とか、でも戦闘自体は嫌いじゃないんだろうけど)に対して、何処か無意識に逆らおうとする部分があって、それがアルミン殺しを躊躇させていたってゆー象徴的な取り扱いなんだろうか?
 確かに、冒頭の「正義感男」とのやりとりと、その後のアニの行動を見てると、アニには、自分の行動基準と心に秘めたものとの間に乖離があるような描写になってたなぁ。
 徹底した現実主義者だけど本当はそうじゃなくて理想とか正義とか別のものを求めているみたいな。
 女型巨人の姿で暴れまくっている時は「現実主義者」のアニってか、そういう状況から抜け出るコトの出来ない彼女なんだけど、ふとした弾みで緩みが出てしまって、それがアルミンを踏み殺さなかった理由なんだろうなとは想像が付くんだけど、そのアニが置かれた状況って一体何なのかは全然検討も付かないんだよね。
 次週、乞うご期待って感じかな!

「八重の桜」 37回 過激な転校生

 富国強兵思想に基づいたキリスト教入信者が熊本バンドで、それに対して新島襄のキリスト教の信仰心は本場仕込み、みたいな対比なのかなぁ。

 熊本バンドの外国文化に対する知識量はばっちり、迫害されるキリスト教信者って自覚もあるけど、肝心のマインドは大和男子のままみたいな。

 史実はどうだったのかは解りませんが、少なくとも脚本を見てる限りではそんな感じ、で両者を結びつけるのが「日曜夜のあまちゃん」こと、新島鵺、もとい新島八重の「気骨+先進性+母性」ってストーリー展開。分かり易っ!

 その上、熊本バンドの傍若無人ぶりに視聴者を苛立たせ、新島襄の純粋な悔しさに視聴者の心を肩入れさせ、最後に「やえちゃん」の出番で、みんなが納得出来るように熊本バンドにガツン。分かり易っ!!
 で、物語の基本ベースは、ベッドに添い寝の夫、襄を自分の寝相の悪さで転げ落とさせ、それも解らずケロッとしてる「やえちゃん」、可愛過ぎ。分かり易っ!!!
 こんなに分かり易いと次回の「西南戦争」以降は、感想なんて書く余地ないんじゃない?

 だって制作サイドが、視聴率回復の為に本腰入れて、サルでも判る、サルでも泣ける、歴史大河朝ドラを目指してるんだから。

 

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