saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

噛みつく 巨大樹の森 賢者の石

 冒頭から輪島のおっちゃんと瞬平の会話で「謎解きのおさらい」をさせるとは、きだ脚本らしいなと思わず苦笑いしましたよ。

 しかし「賢者の石」エピソードで展開された内容は、ほとんど予想通りで、逆に驚いてしましました。

 唯一、えっ?って思わされたのは笛木が「魔法使い」になるため、自分の体に人造ファントムであるカーバンクルを埋め込んでワイズマンを作り上げたってゆー展開ね。

 でも一体、どーやって作ったのさ人造ファントム(笑)。

 第一、ずっと前にソラがワイズマンに「あんたは僕と同じだね」って言ってたじゃない。
 あれは脚本上、ソラも人造ファントムの存在を知らなかったからって設定だったのかね、、だったらちょっとそれなりに臭わせとこうよ、まるで詐欺じゃん。それならなんでも出来るじゃん(笑)。
 それに主人公の晴人が、ただの「迷える子羊」過ぎるよな~。

 フツー、こんな局面だとヒーローでなくても、オトコノコなら迷ったりウジウジ悩む前に、目の前の事実に対する驚きとか、滾る怒りがさ~、湧いて来るでしょうに。
 『全てを知った晴人は激情に任せて笛木に掴みかかるが、側にいた瞬平に「止めてください。晴人さん!そんなことしちゃコヨミちゃんが助けられなくなっちゃいますよ」と制止され』・・・・くらいの展開でもおかしくないんだけどな~。

 やっぱ、きだ氏の場合は、人間を動かすより、自分が書いた脚本の展開優先ってか説明優先なんだよね、、、。

 

 って事で話は「進撃の巨人」に飛びますが、こちらの方は、相変わらず面白いですね。

 エピソード毎に脚本担当が結構変わっていくのに、全体のトーンがほとんどぶれない所も凄いです。

 「巨大樹の森」から「噛みつく」まで2話通してみると、女型巨人の追撃を受けて謎の迷走を続ける調査兵団の動きは、結局、女型巨人の捕獲作戦だったって話なんですが、そこに持って来るまでが上手いとゆーか、心理サスペンスしてましたね~。
 エレン達新兵にはアルビン・スミスとゆーか「兵団」の意図が判らない。

 しかもエレンの目からは、リヴァイ班の先輩に当たる兵員達さえ無自覚に上からの指示に追従しているように見える。

 更に目の前で繰り広げられる兵員の死。

 そして当然のように起こる心理的混乱。しかも戦場の最先端で生きるリヴァイの告白めいた、「己の判断か兵団への忠誠か」というエレンへの選択強制。

 それらの心理劇が、騎乗の疾走と巨人バトルを織り交ぜて、不思議な神聖さが漂う森の中で繰り広げられる、、、達者やなぁ、、。
 で「巨人の謎解き」の方なんですが、今回視聴者に与えられた情報は巨人変身の為には「自傷行為」に加えて「単純な目的」が必要だとゆー事くらいですか、、これっぽちでは例によって何にも判んねーです(笑)。

 しかし巨人変身する際に「ドカーン」とゆー爆発音がするのと「高温」を発するとゆー設定には何か意味があるんでしょうかねぇ、、単に演出上の設定じゃないとするとchikaのバイオ×ナノロボット仕掛け説が危ない(笑)。 
 タンパク質の余りにも急激な増殖生成の為に起こる高温と爆発音、、でいいような気がするんだけど、エレンの腕巨人がつまんだティースプーンが熱くなかったとか変形していなかったとか言われるとねぇ、、「次元」まで関係してくるのかなぁ、、。

 ははっ、ハンジでなくても興奮するよね、巨人の謎って。

 

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