saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

偶像 二本松少年隊の悲劇

 先週は「仮面ライダーウィザード」は全米オープンゴルフ中継で放映中止、何年か前まではこの時期のゴルフ中継と高校野球中継ってかなりイラッとさせられていたんだけど、最近は全然、、、そんな中でもウィザードは期待してたんですが、、、最近の期待値としては「真由ちゃんライダー」だけですもん。
 期待と言えば最近、毎週の放映をワクワクしながら待っているのが「進撃の巨人」。
 なんたって謎解きが楽しー(笑)。
 原作もネット情報も、一切のネタバレを封鎖しながら、薄い知恵を絞ってなんとか付いていってます。
 で先週の「進撃の巨人・偶像」はドット・ピクシスの演説がメインのエピソードでしたね~。
(表面上、近代兵器の威力の差って事になってますが)
 chika的には、よく漫画で登場する「見た目はヘンテコだけど実は切れ者」キャラって受け狙いの意図が見えすぎて好きじゃないんですが、ドット・ピクシスはかろうじて許容範囲って事で(笑)。
 それにこのドット・ピクシスがエレンに語った「言い伝え」って、「進撃の巨人・謎とき」のヒントなんでしょうか?
 まあ少なくともドット・ピクシスの言葉から類推すると、この世界は元から「単一国家」じゃなくて、「東洋・西洋・中東」とかそれなりの民族的広がりを持つ長大な史歴を持った世界だったのは確かなようですが。
 確か番組の最初に流れてたと思うんだけど「千年後の君たちへ」ってナレーションから考えると、現在から千年後の地球世界って事になるのかな?
 人類文明が戦争や自然災害による大荒廃によって壊滅的ダメージを受けて、そこから回復した世界は、殆どの科学技術を失ってしまっているってゆーのはよくある設定ですからね。
 まあ「進撃の巨人」の文化・文明程度は、概ね「中世」ぐらいの水準までは回復できてるって感じなんでしょうか。
 でも所々には特異的に現在から千年未来先のテクノロジーが残ってるみたいな、、(それが「巨人}?)。
 あとはこれは半信半疑なんですが「強大な脅威があると人類は一つにまとまって平和になる」理論ですね。
 映画ウォッチマンのドクターマンハッタンを思い出しますねぇ(笑)。 まさか「ドクターマンハッタン=巨人」みたいな、ひねりのない事を考えたりはしないと思うんですが、、。

 「八重の桜」の方は、もう安心して見てます。
 あまり「八重の桜」のペースに慣れちゃうと来年の「軍師官兵衛」に拒否反応を起こしかねないのが心配ですが、まさか主演が岡田准一だからって「SP」みたいにはならないだろうと思うので(笑)。
二本松少年隊の悲劇」。
 出陣前の二本松少年隊の面々が、背中にしょった長すぎる日本刀をどうやって鞘から抜き出すかを仲間同士でワイワイやりながら工夫するシーンとか、実にさりげなく映し出すんだけど、これが彼らの年齢とこれから迎えるであろう戦闘とのギャップを暗示してるわけで、この辺りが「八重の桜」の本当に上手い所で、比較的最近だと息子の戦死を知らされた父親が一人静かに嗚咽するシーンをほんの数秒間背中のショットだけで表してましたよね。
 必要以上のオーバーアクションで視聴者に過剰な感情反応を要求しないし、逆に態とらしい意味不明な画面作りをして視聴者に脳内補完も要求しない、、、こーゆー作り手と視聴者の距離感って好き。
 まあ今回、八重と尚之介が視察旅行ってか婚前旅行(あっこの二人、既に結婚してたんだっけ、いつまでたっても婚約者同士って感じだから)で、二本松の子ども達に渡した「だるま」を延々と引っ張ってましたが、こうゆー仕掛けもたまにはいいでしょう(笑)。
 なんたって「二本松少年隊」やら「白虎隊」のエピソードなんですから、ウエットにしない方がかえってヘンでしょう。
 でも西田敏行の頼母って本当にどうなんでしょう?
 史実の頼母の年齢との差とかは、西田敏行の訴求力で帳消しにしてもいいんだけど、どうも白河口の負け戦みたいな話になると西田敏行自体がしっかりした印象が強すぎて「なんで負けるの?」みたいな疑問が、、。
(表面上、近代兵器の威力の差だとしていますが、大蔵君は頑張ってますからねぇ)
 多分これが、若い俳優さんで「頑固誠実・穏健派だけど戦下手」みたいなムードを持ってる人を当てていたら、もっとしっくり来てただろうな~と思ったり。
まあこの辺りはプラマイどちらをとるかって事でしょうね。

 

 

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