saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

独りよがり

若き日の清盛が上皇に放った「見えざる時駆ける矢」に射抜かれた頼朝が突然腹痛をおこし、一方、自らの没落を確信し末息子がしでかした大チョンボを怒る元気もなくなった清盛、、、って、これだけの内容を、半分以上の放映時間を回想シーンに費やして語った、今週の平清盛は、「幻の都」でした。
 ・・って、この感想、書くのもそろそろ終わりなんだなぁ、、、。
平清盛」の後半、「ひょっとしてこのドラマ、松山ケンイチ扮する清盛の壮年演技を軸にして、息を吹き返すんじゃないか?」と少しは期待をしていたんですが。、、残念。
 所で、MSNのネタを読むと、「平清盛」の不人気の原因は、視聴者のレベルの低さ、あるいはドラマの完成度の高さ故、みたいなコトを、、「清盛」大好きな玉三郎さんの感想を引き合いにだしたり(玉三郎さんが言うなら正しいってこと?)、学術レベル上どうたらこうたらと書いてましたが、ほんとにそうなんかなぁ。
 この脚本のどこがレベル高いねん?まるで前半は、ほぼ少年漫画と少女漫画やったやん。時代考証の高さなんて、ほとんどその値打ちが発揮出来てないやん。一部、マニアウケすることになんの意味があるの?それがエヴァみたいな潜在力を持っているならなだしも。
 最初言われてた埃ぽいとか画面が汚いとか、人間関係がごちゃごちゃしてわかりにくいとか、それは表面的な評価で、人々が関心を寄せなかったのは、それとはあんまり関係ない所に原因があるのとちゃう?
 そーゆー反応を、自分らの作ってる作品の良さを判らない「視聴者の愚かしさ」だと考える制作サイドの「驕り」こそが、すべてのつまづきの原因だと思うよ。
 自分の意気込みとか彼らが勝手に想定してるエンタメ性を相手に押しつける事と、作品の独自性、優秀性とは必ずしも一致しないんだよな、、、。
 まあそれも「時代を突き抜ける芸術」なら許されるかもしんないけど、、「大仰に見えても所詮は大河ドラマ、されど大河ドラマ」ってところで成り立ってる番組枠でしょ。
 でもこの独りよがりを押しつけられてる感覚、、自民の選挙演説にも民主の演説にも共通してるよなぁ。
「俺のやり方が一番良いんだよ、な、みんなそう思うだろ?俺ってワイルド馬鹿正直だろぉ?」思わなねーよ、野田、なにが「決める政治」だ。
 何にも出来ないで消費税だけあげやがって。そりゃ上げられるさ、自民だってこのどさくさで消費税上げておきゃ自分の手は汚さなくてすむしさ、野田だってそれが判ってるから半分バーターで消費税だけ上げた(上げられた)んだろ。
自民体質、、腐ったまんま、野党に下野して体質改善した?って嘘ばっか。だったらなんで石破が総裁選で負けるんだよー。
でも、こんな輩が選挙前になると、「ほらね、やっぱ僕らのやりかたがいいでしょっ」て押しつけてくるんだよなー。
厚顔無恥を厚顔無恥と知りつつ、それを押しつけてくる相手ほど困った輩はいない。しかもこっちは大河ドラマみたいにこき下ろしておしまいって訳にもいかないし。あーヤダヤダ。
 今週の仮面ライダーウィザード「帰ってきた映画監督」は、なんだか晴人という主人公の持つ微妙な空気感とゆーのか、そーゆーのを描くエピソードなのかなぁ。
話としては悔しいくらい可もなく不可もなくってところでした。

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