saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

存在自体がもう妖怪に近い輿石

習慣というのは恐ろしいモノで今や惰性だけで見てる仮面ライダーフォーゼにチャンネルをあわせているchika、、、この日はテレビのスィッチオンが少しばかり早かったものでゴーバスターの尻尾辺りをちらっと見たんだけど、陣マサトってキャラ面白そう。
さすが小林女史!!オーズで伊達さんが登場した時のワクワク感だねー、キャラが生きてるってゆーか人間同士の絡みが面白いってか、、うーん、それに比べてフォーゼって未だに何がしたいんだか、最近じゃ何が「売り」かも分かんなくなって来たし、ほんととりちらかりすぎた子どものおもちゃ箱って感じだからなぁ、、って、ぼやきながら8時になったらなんとゴルフ中継、、いつもこの時期はコレで、凄くがっかりさせられるんだけど、それが全然平気なのね。
この分だと、関西じゃ仮面ライダーって、高校野球のお陰で最終回間際の放映スケジュールがずたずたになるんだけど、それも全然構わないってか、それで自然に視聴をリタイアしそうな予感。
クウガ以降からずっと欠かさず見てる平成ライダーだけど、今回は、最終回を見なくても後悔しないんだろうな、、、だってフォーゼってライダーじゃないんだから。

逆に、ここに来てようやく大河ドラマの貌を取り戻しつつある「平清盛」、こっちは部分部分では相変わらずフラフラしてるんだけど、こうなったら赤ちゃんの成長を見守る親心で最終回までは看取って?やろうかと(笑)。
第24回放映 は「清盛の大一番」、タイトルのべたさ加減は別にしてchika的には、そこそこ面白かった。
保元の乱」の放送回が大河ドラマとしての再起のスタートだったとすると、引き分けを一回挟んで二勝一引き分け(笑)。まあいずれも辛勝だけど。
勝因は無意味なアイキャッチや空振りばかりの作家性の押し売り展開を我慢して物語の展開をじっくり描き込む事に重点を起き始めたからかな。
それに主人公である清盛自体もダークさが加わってきて、ようやく主人公らしくなって来たし。
九州の地方政治家に脅しをかけにいく場面なんて、松山ケンイチの清盛、貫禄があるようなないようなハラハラさせられたけど、今までの清盛から見たら雲泥の差があったのは確かだし。
結婚式の最中に政略結婚を拒否る長男重盛を笑って投げ飛ばす平清盛って家臣の中村梅雀でなくても、おうおう成長したもんじゃと苦笑いしちゃったし、いやそれで良いのよ。
出来るなら清盛の若い時からそういう凄みの片鱗をチラッチラッと見せてくれていれば、「後期中二病バブルの失われた放映回」の痛手ももう少し少なくてすんだのかも。
 でも今度は、源義朝の精神状態が昔の清盛みたいになっちゃって、そっちの方がかなり心配。
ダーク清盛は、それなりの状況設定作ってただ黙って苦み走った表情させときゃいんだけど、今回の源義朝みたいに、感情の起伏が多くなったり台詞が迸りはじめると、この脚本、人を深く描けないから、結局、後期中二病男子しか描けないという一本調子になっちゃうからな〜。
今回、あのつぶらな瞳の「信西」さえも、ややそういうきらいがあったしな〜。
脚本書いてる人に言いたいんだけど、世の中には複雑怪奇な権力者ってリアルタイムで一杯いるわけで、誠実そうな顔してやる事がえげつない野田とか、大政治家と言われながら謀略と破壊に塗れ過ぎてグズグズになった小沢とか、存在自体がもう妖怪に近い輿石とか、サンプルが一杯あるでしょ、そーゆーの毎日、呆れ顔で見てる庶民は、後期中二病の清盛は勿論、中途半端なダーク清盛見せられたってピンとこないわけよ。
まっ、そこんとこヨロシクってことで。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!