saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

面白いって何?

オカルト探偵の異名を持つ探偵の目川純は、ある日、実の兄から、自分の娘香代をレイプした男達を掴まえるように依頼される。その日から目川純は女装癖のある高校生助手リョウと共に、皮剥男・銭高零を追って、世にも奇妙な探偵業務に明け暮れる事になるのだが、、。
一人の少女の再生をかけて、すべての不器用な愛と、歪んだ愛に捧げる探偵物語。

「目川探偵事務所物語 アンプラグド・ワールド」 最遠寺近緒;著


随分前からリライトをかけていたWeb小説を昨日の3月31日に滑り込み年度内アップロード、、、って別に4月1日でも良かったんだけど(笑)。
全体で48ページの作品なんだけれど、1ページが大体平均して5千文字程あるので400字詰め原稿用紙に換算すると1ページが大体13ページに相当して、うーん、普通の書籍なら全体で630ページぐらいのものなのか。
リライトしてる間は随分楽しませて貰ったし(のたうち回るのも楽しみの一つ)、一つの「物語」が展開して行く道筋について改めて目を開かせてくれたような気もする。
でもこういう作業を根を詰めてやっていると感覚がシャープになり過ぎて、プププで取り上げているようなTVドラマウォッチがかえって書けなくなるみたい。
仮面ライダーフォーゼなんて内容的には既存テーマの使い回しばかりで、内容より寧ろ、話が駆動するビート感とか疾走感を味わっているような感じ。
まあ当然、書いてる脚本家ご本人だって、そう感じているに違いないと思う。
最近、『ウォッチメン』をDVDで見直す機会があって、同じコミック系でもアレぐらいのレベルならそれなりに脚本書いてる方も頑張り様があるんだろうけど、フォーゼの世界設定じゃ、自分の心を総て投入して脚本をって訳には正直いかないだろうなと。
で、そうなると行き着く先は「おもしろけりゃいいんでしょ」って事になるんだけど、これがそんなに簡単じゃないのね〜。

「面白い」って難しいんだよね。
よく、「面白さ」は人それぞれって言うし、chikaが高い評価を与えたTVドラマだって、違う人が見れば「駄目駄目」って事も当然あるわけだし、極端な話、chikaなんてAKB48(生臭い女達48)の歌声やら「感激、感動」とかのシチュ見た瞬間に寒気がするんだけど、圧倒的多数の人は、chikaとは真逆の反応示してる筈でね(笑)。
でもやっぱり「面白さ」に対する指標みたいなものがあると思うんだ。
映画なんかでもそうでしょう。歴史に残る映画もあれば、歴史には残らないけど個人の心には一生残るというものある。そしてその時は面白くても、時間の経過と共に、一瞬にして消えてなくなるものもある。どれが映画として値打ちがあるとは一概には言えないけれど、少なくともそういった「差」がある事は明白な事実。
その「差」を軽んじちゃいけないと思うんだよね。
今はその「差」を生み出すものを意識的に排除して、人工的にプロデュースされた感動や面白さを貪り喰ってるような文化的傾向があるんじゃないかしら。
AKB48の悪口(もっと言えば秋元なにがしの悪口)を書く度に、プププの数少ないご贔屓さんが逃げていく気がするんだけど、chikaは「彼女たち(AKB48)の今を生きる真剣さが判ってない」というアナタに、「今を真剣に地道に生きてる、自分の身の回りの女性達をちゃんと見つめなさい」という言葉を贈ってあげたい。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!