saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

NHK大河ドラマ平清盛の「ド漫画」ぶり

「どマゾ・どS」という言葉がすっかり定着しちゃった世の中だけど、、、でましたよ、「ド漫画」。
なっ、なんなんだ、この「ド漫画」な、NHK歴史大河ドラマは〜!!漫画するにも程があるー!!(笑)。
『オイラ、清盛!まだ心の芯が出来てねぇんだぜっ。今週の週刊少年「大河」は、ドドーンと面白さアップの増大ページだぜ!!みんな、読んでくれよな!!』
鳥羽院と璋子のSM愛も「フン、所詮はそんなもんだったのかよ〜、なんだか随分肩賺せしてくれるじゃん、これじゃ明子と清盛ラブと大して変わりねーじゃん」って感じなんだけど、余りにも正面切ってのお耽美(三上の坊主頭がエロい)描写、これはこれでありかもって、見てる間は、思ってたんだけど、暫くすると、「これって完璧、レディスコミックじゃー!!」って得体の知れないおかしみが腹の底から湧いてきてププップ、、。
それにしてもの「ド漫画」ぶり、それにしてもの超ご都合主義の「ミラクル」!!
鳥羽院と璋子のSM愛のキーワード「水仙」が、源義朝と清盛のライバル関係をこんな風に復活させるとは、いやー、一本とられましたなー、「地獄大喜利の流星ととく、その心は?」なんちゃってー(笑)。
源義朝と清盛、それぞれのプロポーズ大作戦、これもド漫画。
判り安過ぎて笑った。
しっかし宮廷内での口げんかの後の源義朝、あんなんでいいのか?
「田舎武士は東国で花でも摘んでろ」なんて因縁吹っ掛けてくるヤンキー清盛を、ストロングな大人風にあしらった筈なのに、家に帰った途端、「腹立つなーあいつ、もー!!」だもんな。まったく義朝も清盛化してW清盛だぜ。
鳥羽院も最後は清盛みたいな純情ぶりを暴露したし、源義朝も根の性格が清盛と同じ少年ジャンプだって事が露見したし、前にも書いたように、この脚本家、基本的に深い部分での人物の書き別けが出来ない人なんじゃないだろうか。
平常時では、癖のある人物像をこれでもかって位にド漫画で書けるのに、いざとなったら人間観察が基本的になってないから、みーんな一人の人物になっちゃうみたいな。
明子も早く逝って良かったよ。清盛との夫婦生活の描写が長く続いて、例えば夫婦喧嘩のシーンなんかになったりしたら、多分、時子キャラと明子キャラが融合してた可能性があるよ、、、多分、絶対にそうだ。
でもこんなにド漫画してても前の「江」みたいに、見終わった後(場合によっちゃ見てる最中に)ムカムカ来ないのは不思議だな。
「江」は、なんだか脚本から嫌なものが漂ってきたけど「平清盛」は、ただの漫画だから?少年ジャンプ読んで「なんだこれは、テーマ訴求力、前提となる作家の思想がなってない!!」って漫画本、地面に叩き付けるってことは、まあないわな。

一方、このド漫画NHK大河の姉妹番組である「仮面ライダーフォーゼ」、こちらの方は、基本がド漫画なので、その面では突っ込みようもなく、いやむしろその鉄板的な進行は、「走れメロス」の展開をそのままパクってるくせに、鬼島に「なんだこの走れメロス展開は」みたいな事を喋らせる余裕振り。
しかも立花さんの「4時に指定の場所に来なくちゃメテオに変身させないよ〜」の無理難題の結末は、童話の「金の斧」展開だもんな、わかりやすいぜ。
それ以上に、流星が鬼島に返した地獄大喜利の演目とか、鬼島が流星の秘密を他にばらすことが出来なくなる展開は、なかなか知恵を絞った感があったな〜。
ちょっと今回、「平清盛」に登場した水仙の使い回しを思わせる部分があったぞ。
「あっ、そうそう、あれがあったじゃん、あれ使ったら、旨くこの話つながるよ」って感じ。だってこのエピソードの為にリブラの変身能力をわざわざ最初から設定してたとは、到底思えないんだもん。
しかし今回のフォーゼは、久しぶりに仮面ライダーとして面白かった、ってか、完全「仮面ライダーメテオ」だったもんなぁ。
もう弦太郎は今の役回りでずーっと、いて良いよ。
「友という男と、情という男が出会ってだなぁ」うんうん、その間に、流星が影のあるライダーしてるってゆー展開、それがメインでいい(笑)。

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