saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ストロベリーナイト最終回

ストロベリーナイトは、第3話目の「ソウルケイジ」をもってして最終回。
 竹内結子の髪の分け目みたいに、微妙にとり散らかった印象を受けるのは何故だろう。(ってダメだったって話じゃないけど)
この感じは、初回のスペシャルの時と共通してるな。
まあこちらも、今回は「最終回だって?さあどんだけ感動させてくれるのっ」って身構えてる部分もるし、初回は初回で「誉田哲也をどう料理するんだ」って思ってるからな〜(笑)。
姫川が過去のトラウマを超えて自分の親とどう向かい合うのか?と、父性の不器用な愛、この二つの大きな流れを強弱付けずに均等に詰め込んでいたから、その辺りがとりちらかった印象に繋がってるんだろうか?
高岡、覚悟の「父性故の孤独死」だとか、上手く入れ込んであるのになぁ。
結局、そんな上手さを持ってしても、今回の展開をテレビドラマのスケールに入れるには盛りだくさんすぎたのかも。 
三島耕介の恋人を姫川が支えてやる部分が、結局、姫川を自分の母親に向き合わせる事に繋がっていく演出だとか、井岡が折角良いネタもって来てるのに、携帯に騒音が入って五月蝿いって聞き逃す姫川だとか、対立の目立つ捜査会議を上手に仕切る今泉だとか、旨い演出が連発するだけに本当に惜しい。

それと取り散らかり印象の原因の一つには各出演者の熱演ってのもあるかも知れない。
最近のNHK大河ドラマなんかに顕著に見られる傾向だけど、主役よりも、周りを固めてる役者さんの方が気合いが入ってて、見る方がついついそっちを見ちゃって番組自体の本筋の印象が希薄になっちゃうというアノ現象ですよ。
ストロベリーナイトはそれほど酷くないけど、今回は池田鉄洋演じる戸部が半端ない名演技で、戸部のシーンで、他の部分がぶっ飛んでしまう感じ。
それと意外に高岡を演じた石黒賢、それほど演技力を必要とされる役柄でもないんだけど、妙に人柄が高岡に似合ってるってゆーか、こんな叔父さんなら赤の他人でもパパ(おやっさん)って読んでもいいかもって感じ。
あと勿論、「睨みの姫川」を納得させちゃう隠れナイスガイ日下の遠藤憲一とか、ちょっといいラインアップ過ぎた気も。

あっ、最後に、気になる菊田と姫川の恋の行方なんだけど、菊田が姫川の頭をごしごし撫でてハッピーエンドかと思いきや「二度と職場でこんなコトしたらぶっ飛ばしてやる」の姫川パァーンチ!!で、安易に落とさず二人の関係を維持させて、、、と、またまた見せかけて、結局、二人きりの夕食デートに漕ぎ着ける菊田、そんでもって一人の瞬間にこの状況を考え込んでしまう姫川描写、いやー手の込んだ脚本及び演出でした。

PS スペックの方は映画化については思わせぶりな終わり方して、今回、映画化になりましたが、ストロベリーの方は、直球でしたね。
直球過ぎてズッコケそうになりました(笑)。
今回の放送の本当の最終シーンで、勝俣が葉山に接近を計っていましたが、あれが続編への繋ぎなんでしょうか?映画版で終わりとは限らなかったりして。

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