saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ストロベリーナイト 刑事物としてもグッジョブ

ストロベリーナイトは「ソウルケイジ」の中盤放映回、「刑事物」として濃密でした。
勿論、竹内結子演じる表情豊かな姫川も健在。
chikaは基本的にただ視聴者(読者)が混乱するのを目的とした脚本(本)作りって好きじゃなくて、「作者は、結論から事件の始まりを遡って作品を書けるんだから、そりゃとんでもないミステリーが書けるわなぁ」と結構冷ややかなんですよ。
そーゆーのってやっても良いけど、問題は解決に至るまでの人間ドラマの方でしょうって感じです。
この「ソウルケイジ」の場合は高岡賢一を巡ってとんでもない振り幅で話が二転三転するワケですが、ちゃんと刑事側の人間模様や姫川の家族、被害者(?)側とそれぞれのエピソードが描き込まれている所が良いですね。
竹内結子の初の刑事物」みたいな鳴り物部分が邪魔をして、ドラマ自体の真価があまり全面に出ないんだけど、これかなり刑事ドラマとしても良質だと思います。
って事で、ドラマ自体をかなり堪能しちゃったので、本当に美味しい物を食べたら美味しいとしか言えないのと同じで複雑な感想は思い浮かびません。グッジョブ!
まあ敢えて言えば、ガンテツに無理矢理押し込まれた湯田君が必死こいて抵抗してた姿が可愛かったとか、高橋兄の演じる今泉がやっぱ飾りじゃないなって所を、チラッと見せた高橋兄のさりげなさが渋いとか、遠藤憲一の日下ははまりすぎだとか、そんな所でしょうか。
それに姫川チームの定番、居酒屋晩飯捜査会議で石倉さんがさりげなく菊田と姫川を一緒にしようと席を変わってみたり、、そっちの方も日下の菊田に対する「お前ら」発言とか含めて「仕込み」がたっぷりと。
それとアレだね。
二回に渡ってさりげなく触れられていた河川敷のホームレスのこと、あれが最終話で、ピピッって感じで回収されるんだろうね。
まあ実にそつのない脚本(原作)です。でもこの楽しませてくれた「ストロベリーナイト」ももうおしまい。残念。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!