橋下祭

パパ達の話題についてく為にしぶしぶ見てた「江」がやっと終わった。 もっとも全部が全部、つまらんドラマだったかゆーとそうでもなくて、豊臣家攻略に向けて「犬パパ」と、「げげパパ」の絡みシーンが頻繁に登場するパートは、ちょっと面白かったんだけどね。
振り返ってみればこのドラマ、全体としては女性の願望を満たす為だけに作られた昼メロ的歴史大河ドラマというなんだかとんでもない代物、脚本の田渕久美子批判を含めて筋金入りの歴女さんたちが怒るのも無理もないってか、第一、いつもなら二・三割の確率で談話室の話題として登場する筈の大河が、もうさっぱりで、うー、chikaの時間を返せ！！てなもんですわ。
でもお陰で次回「平清盛」の予告が新鮮なことと言ったら、でもあれって「風林火山」とかの後ぐらいだったら普通でしょ。
「平清盛」って大河の中でもそんなに際だってるとは思えないんだけど「江」で慣らされてる目で見るとすっごいショックなわけ。
でもな〜主役が松山ケンイチだからなー。
松山ケンイチってガンツとかカムイ外伝でしか見てないんだけど、凄いのか凄くないのかよく分かんない若手ホープの人だからなぁ、、「眼光鋭いアヒル口」ってゆー、ビジュアル的にも微妙な人だし。
でも予告をちらっと見た限りでは松山ケンイチ君より、周りの俳優さん達の気合いの入った怪演・名演が見られそうな感じで、そっちは楽しみにしていいんじゃないかと。
それに「江」の後には最後の「坂雲」が控えてるしな〜。
こんなにわくわくするのも「江」のお陰か。
多分「江」の登板は「篤姫」で味をしめた滑り企画じゃなく、壮大なジャンピングボードを狙ったＮＨＫの陰謀だったに違いない（笑）。

陰謀と言えばＷ選挙（なんでインボーでつながんだよ）ですよ。
平松勝利なんて、やっぱ奇跡はおこんなかったね。
・・・橋下勝利。マスゴミがこの事にどんな評価下すのかしんないけど、オーサカ人から言わせると勝因は、やっぱ横山ノックが知事になるあのオーサカのりですよ。
オーサカの人間はせーじかがやる、せーじなんかはなから相手にしてないから、宝くじ買ったりとか有名アトラクションの入場チケット買うのに長蛇の列を作って並ぶとか、あののり、あの参加感ですな。
だから現役府知事タレント・橋下に対してタレントＯＢ平松市長に勝ち目は端からなかったとゆーことですね。
それに加えて、既成政党があの共産党まで平松氏に肩入れをしたのが正に逆効果。（阪神タイガースファンとかの気質見てたら、オーサカではそーゆーのが逆効果になるの、わかれへんのかいな？）
でも今回のＷ選挙、相手が平松さんだからここまで話題になってたけど、これが普通の市長さんだったら、それこそ橋下の前に木っ端微塵だったでしょうね。
大阪都ねぇ、、そんなのオーサカ人は本気で望んでないでしょ。
オーサカは既にあるんだから。しょぼくてもオーサカはオーサカなんですよ。
望んでるのは橋下祭り。つまり理屈で表面をデコレートした「ええじゃないか」。
「大阪から日本を変える」なんて立派な歌を一人の政治家に託すようなロマンチストは、オーサカの人間には少数だけど「こいつおもろいやんけ、やらしたれや」ってゆー気質を持つ人は多いと思う。
裏を返せば「この選択によって結果がどうなるって見通しを含んだ上での判断」なんてしてないって事、理由は簡単、そんな事を考えたって物事は、なるようにしかならないから。まあ前提として「今を精一杯いちびって生きる」てのが前提だけど（笑）。
よくもわるくも、これがｗ選挙で見せたオーサカ流かな。
今回の件、どうせマスゴミは自分たちの都合の良いように勝手に解釈・評価して、次の政治ショーに面白おかしくつなげて行くんだろうけど、実際の所はこんなもんでしょって所をね。やっぱオーサカ人の一人としては書いておきたいわけよ。