saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

全員集合と完全復活と君の欲

「死にたくなかったらメダルを渡せ」と迫るアンク、仲間だったころのことを思い出してもらおうとする比奈。
「俺はグリードなんだよ!」。グリードは「欲望」を追いかけるんだ・・・だが俺の欲しいのはお前達じゃない。の返答、、アンクが映司達に示したなけなしの思いやり、悲しいなぁ。「ジャングル大帝」を、思い出す。ってなんで(笑)。
劇中ではグリード化を覚悟した映司と、視聴者には「映司が自分自身の欲望を見つけた時にグリード化が防げる=物語の締めくくりとしての映司の成長」と希望を残していく脚本が、なかなかオ・ト・ナな展開。
でも子どもの視聴者としては、やっぱり少年ジャンプ的展開が欲しいんだよな。
細かく見ていくとこの日のオーズは、オーズの闘いをバックアップするバースの闘いぷりって、もう捨て身ってか、自己犠牲的バトルだし、カザリは真木にあっさり見限られてメダル盗られちゃうし、挙げ句の果てはメインのコアメダルを破壊されて野垂れ死、、。
比奈ちゃんだって、アンクと完全決別しちゃた訳で、状況的にはかなり修羅場になって来てるのに、手触りとしては、なんだかサラッとしてるんだよね。不思議だなぁ、、。

時々、前のゴウカイジャーの後半部分を見る事があるんだけど、こっちはオーズに比べてめちゃめちゃ熱い感じ(笑)。
ゴウカイジャーって完璧、「ワンピース」の世界だよね。
あのフォーマットの上にのっかってる所が成功の源なんだと思う。
騒がれているほど、あんまりディケイドフォーマットは関係ないんだよね。
逆に言うと今、「ワンピース」的世界が求められてるってことなんだよな。多分、それは過去の少年ジャンプ的世界が爆発的なエネルギーを持っていた時代とは、少し違った角度で、「友情」とか「絆」とか「努力」がもう一度迎え入れられつつある証なんだと思う。
それが何故なのか上手く口で言えないんだけど、、、かなり高年齢の女性がキティちゃんが可愛いって言ったりするのとか、人が困難回避の為に幼児化するのとなんだか似てる感じ?
良いとか悪いとかは別にして、AKB48熱と同じ感じなんだよね。
オーズの方はそういう部分がない。
オーズが始まった頃にも一度書いた事があるけど、オーズのフォーマットの底流は村上春樹なんだよ、、、かなりの悲観的な現状認識の末に辿り着く「小さくても確実な幸福」ってヤツ?でも、「電王」みたいな旨い装飾を施さないと、ウケはワルイだろうなぁ。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!