saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

映司の「夢」は地球大

ちょっと意味不明の部分が多かったか今回の仮面ライダーオーズ。
メインライター外の脚本になると本筋との整合性が問題になるんだけど、その意味では毛利亘宏さんってかなり良い仕事してたんだけどな。
「夢」とか「欲望」とかについては、脚本家さんなりの考え方が反映するしオーズの場合はそれがダイレクトに映司とかのキャラ設定に影響するからなぁ。
映司が大人だってのは変わってないんだけど、こんなに説教好きだったっけとか。
まあ辛うじて「自分は一度失敗してるから」とかのセーフティネットでくどさを緩和してるんだけど、やっぱエラソーで、そこから映司じゃなく脚本家さんの言いたいことが透けて見えるのはエンタメ道から考えてどうかと(笑)。
これに同調したのか、ユニコーンヤミーが映司から引き出した「夢」のシーン。
思わずNHK大河「龍馬伝」で福山龍馬が高千穂峰の山頂で「天ノ逆鉾」を抜くシーンを思い出してしまった。
まあ本来、オーズは子ども番組なんだから映司の「夢」は「ユニコーンヤミーが手出しするのを諦めるほど地球ぐらいでっかいんだぞー」ってこの演出は正解なんだし、もしかしてこういうシーンで冷笑するようなひねたガキもいるかもしんないので、これぐらいやって当然だとは思うんだけど、やっぱ大人から見ると引いちゃうよね(笑)。
それとこっちは本当に分かんないんだけど、信吾が意識を取り戻し始めてアンクが宿を失う描写ね。
(アンクが比奈の為にあえて意識を取り戻した信吾に取り憑かなかったという見方もあるけれど、今までのアンク像からはこういう動きは腑に落ちない)
「帰りたいのに帰れない」みたいな家出少年みたいな拗ねアンク描写までは良いんだけど、終盤辺りになるとどーゆーワケか信吾の身体に戻れてるし、挙げ句の果ては比奈が「もう少しお兄ちゃんと一緒にいて」と言い出してみたり、、。
これって脚本上で、信吾が意識を取り戻す必然性がどこにあるのか?と。

単純に兄妹愛とか「夢」のテーマを盛り上げる為だけのエポックだったのかなぁ。
・・・まっいいや。って思えるのはなんたってウバァさんが素敵すぎるからです。
伊達さんを思慕する熱い後藤ちゃんの描写も良かったけど、やっぱ何よりウバァさんでしょ。
期待を裏切らないそのお間抜けぶりに不幸ぶり。おっとガメル、メズールが復活して自分より強くなっちゃいけないのでコアの枚数を減らしておくせこさぶりも健在(笑)。
そしてコイン一枚の丸裸にされても失われないその執念。
いいなー。もうこうなったら残るウバァの選択肢としては普通、アンク(映司)陣営との共闘でしょ。
あっそれと次週は伊達さんが1億の為に映司達を裏切るみたいな展開だけど、これはおそらく「ワザと」って奴でしょうね。
って事はいよいよ伊達さん退場間近ってことなんだけど、ウバァにして伊達さんにしても魅力的に良くできたキャラなので名残り惜しい限りです。

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