saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

反対側の価値観

市場としての中国を認めていても人権擁護という観点からは中国に対する批判の姿勢を貫く米国。と言えば、一見「オトナ恰好イイ」けれど、「世界の警官」を気取るのも所詮は、自分の為の自分だけの正義ゆえ。
原爆を投下された国民感情から見ると、米国民の示す感情の(原爆投下は当然)振りに唖然とするのだけれど、9.11に対してビンラーディン容疑者には死の制裁が当然みたいな彼らの感情は、微妙さを残しつつも判らなくもない。
「戦争」と「テロとの戦争」・・良心的な日本人はそのコトを同列に語ったりはしないが、米国民にしてみれば、この二つの反応は同根のものだろうと思う。米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)隊員が、頭部を撃ち殺害って、、ハリウッド映画かいって日本人は思うけれど、これもいわば米国民の中ではシームレスの領域なんだろう。
しかし尖閣諸島沖の例の事件あたりから最近のトモダチ作戦まで、米国の値打ちは日本ではぐっとあがり、マスコミは今回のビンラーディン容疑者殺害についてもただ追従するばかり。
敗戦後の進駐軍、あるいはあの頃の米国再来かい?って感じ。
テロは当然否定するし、ビンラーディン容疑者を支援してるワケでは勿論ないけれど「反対側の価値観」から物事を見たときに、米国ってホントどうなの?って感性だけは失いたくないなと。
一夜明けてTVに登場する評論家さん達の中には「ビンラーディン容疑者殺害後の米国の各国に対するアクションで、やっぱり日本は本当の同盟国として扱われていないのが判って残念」みたいなコトを言ってた人物もいるけれど、chikaの場合、この手のコトで「本当の同盟国」と思われていなくて安心したんだけど?これって駄目?
この国で「原発」がいつの間にか当たり前になったように、「米国の力」もいつの間にか当たり前になるってか?
大震災で「原発」が見直されるようになったように、この国で「米国の力」が本気で見直されるにはどんな「出来事」が必要だと言うのだろうか?

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!