欲望の空白

仮面ライダーオーズってＣＧと実写合成を上手く使ってるな、、ってずっと前にも書いたけど、今日のプテラノドンヤミーの飛行シーンはかなり違和感なく上手くできていて、着地してからの「着ぐるみ」ぶりが目立ったくらい（笑）。
勿論、プトティラコンボのアクションなんて尻尾ニュルニュル感が凄くて、変にドキドキしたなぁ、、。でもスーツアクターの着てるスーツには多分尻尾は付いていないだろうから、、あの撮影の時は、尻尾があるつもりでお尻振り振りしてるんだろうなと思うとニヤリ（笑）。
それとか番組の冒頭、かなりの長い時間、人間体アンクが腕アンクなしで演技してましたが、なにかアンク手袋にアクシデントでもあったのでしょうか？

てな事ばかりを考えて今日のオーズを見てたわけではなく、そうそう、今日のオーズはなんだか「欲望の空白＝メダルの器」と思い切り哲学的テーマに満ちてましたしプチ感動編でもありました。
もう「腕アンクと本体アンクの謎」なんてどーでもいいくらいになっちゃいましたね。
だって今度はドクター真木まで人間のクセしてグリードになっちゃうんですよ。って、よーく考えたら真木の身の上に起こっている事は映司の身体に起こってる事と同じなんだよな。
鴻上会長の説明だと「映司が欲望を失ったことで生まれた空白に紫のコアメダルが入り込んだ」って事だし、今まで映司がコアメダルを取り込んでも暴走しなかったのはこの空白のせいだと言うことらしい。
でこの空白の原因が、政治家のボンボンが内戦に巻き込まれ、一人だけ、親が払った身代金で助け出されたって事にあるらしい。なんとまあ、よく考えつくもんだわ。
一方の真木は、カザリの力を使って自分の身体に紫のコアメダルを取り込んで、オーズドライバー・変身ベルトを使わない変身（変化）しちゃったわけね。
紫のコアメダルの本能が「すべてを無に返す」って事から考えると真木って凄い適応者ってコトなのかしらん？
でもグリードが生成されるシステムが「欲望」だとするなら紫のコアメダルも「無に返す」欲望ってコト？でもプテラノドンヤミー達はコアメダルの欲望属性自体を否定してたよね、、。
うーん。このあたりは親切丁寧な小林脚本もスルーしそうな予感が、、、でも、いいんだ、って多分、オーズの展開目標ってその辺りじゃなさそうだし。
多分、今日、映司が自分の腕を広げて「僕の届く範囲はこれくらい」って言ってた辺りなんだろうしさ。