saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

名前に恥じない

先週の「悪党〜重犯罪捜査班」事案6の感想はじっくり考えてからって、思ってる内に数日が経っちゃいました。
じっくりって思ったのは事案6のストーリー展開が早すぎて、もうちょっと話を自分の中で消化してからって考えたからなんですが、展開が早いから色々な要素が詰め込まれてたのかと言えばそうでもなかった見たいで、実は日を置いてもたいした感想って出てこなかったんですよね(笑)。
多分、「悪党」って番組自体がそういう構造なんじゃないかと思います(悪口じゃないよ)。
「悪党」って、視聴率もそんなに稼げてないだろうし話題にも余りのぼってない筈、だのに扱ってる内容はかなりダーク、。
要するに一般受けしない、だからと言って玄人受けする作りになってるかと言えば、今一歩踏み込みが足りないみたいな。
でも好きですよ。こーゆーのがテレビ番組としてあること自体が有り難い。
とにかく事案6のエピソードは急展開でした。今まで小出しにされてきた富樫の妻の事とか、いよいよやばくなってきた柴田の状況とかが、かなり話の全面に出てきましたからねぇ。
ただなぜ富樫が植物人間状態になった自分の妻のことを、娘や母親に隠してきたのかその心理がよく判らなかったり、肝心の富樫が感じてる妻に対しての負い目だとか、妻の自殺の理由だとかがちょっとよく判らない。「貴方は刑事を続けて下さい」って気丈に言える妻ならそんなに簡単に自殺するかなぁ、、とか。
普通なら3〜4話くらいかけて懇切丁寧に説明する所を10分ぐらいでやっちゃうから、「ああそう、もしかしてそうなの」って感じの理解に止まっちゃう。
この辺りのサービス精神のなさが徒になってるんじゃないかと思う事がしばしば。
今までの富樫チームの事件解決振りも、あっというまに済ませちゃってるし、でその分、浮いた時間というか余白を、「悪党」っていうテーマで埋め尽くせばいいんだけど、そこが今一歩踏み込めてない。
今回、スーパーマッチョなのにどMの玲子が愛人庇って、富樫に酷い言葉をバシバシ投げかけるシーンなんか、せっかく玲子を庇ってやった富樫の侠気が可哀想になったくらいで、逆に「すげーなこの演出」って拍手してたんだけど、そういうのが足りない。
そういうのが描けるんだから、もっとドロドロギタギタを見せればいいのにって思うんだよね、この辺りがブレイクしきれない理由なんだろうなと。
でも今回、柴田の破滅にリーチがかかったし、里中ちゃんは洗面器で吐いちゃうくらいの自己矛盾を起こしながら富樫側についちゃったし、前島との対決含んで大波乱の予感、最後にドバーって「悪党」の名前に恥じない展開してほしいなー。

名前に恥じないで思いだしたけど、今の民主党を「アイスクリームが溶けるよう」と言い表した評論家さんがいたけど、そのセンスに感心しました。
暑い所で冷えて個体状を保っているのを食べるからアイスクリームが美味しいわけで、周りは寒いわ、アイスクリームが水みたいじゃどうしようもない、、。
chikaだってこの前の選挙じゃ「民主も自民も結局一緒だよ」とか嘯きながらでも民主に一票入れたんだよね。
未だに自民なんて毛ほども信用してないしさ。でもさー、溶けたアイスクリームじゃなー。
前原、潔すぎ、菅内閣沈没し掛けた船だからなー、文字通り電撃辞任は渡りに船だったのかも。
でも若い政治家はいいよな、一旦退いてってゆー計算が余裕で成り立つから、小沢なんてギリギリの土壇場でまだ己の明日を計算してるから、国民から見たらもういいやこいつって「小沢ならなんとかしてくれる」神話さえ揺らぎつつあるもんなー。
でもそれも出来ない菅ちゃんって何?って事だよな。
そんな菅ちゃんをトップに民主ってこうやってどんどん溶けながら「溶けたアイスクリーム」の名に恥じない行動を明日も明後日もとり続けるんだろうなー。
頼むよもう、、、、。やっぱこの国って石原慎太郎首相を有り難く戴く国になるのかなー。

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