saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

48時間

暴走するバイソンヤミーの元にオートバイで駆け付ける映司とアンク。変身するために走り出す映司と、その横でゆっくりとオートバイから降りるアンクを同一フレームで納めたスローモーションショットが格好いい。ちょっとオシャレなハリウッドアクション映画みたい。
ハリウッド映画で渋いバディムービーと言えばニック・ノルティエディ・マーフィが組んだ「48時間」。
「サンフランシスコを舞台に白人のタフガイ刑事と黒人のチンピラが悪党を追うために48時間だけのコンビを組む。互いに意地を張り合いながら、やがてハミ出し者同士の共感から結ばれていくバディムービー。」ってやつなんだけど、ちょっと生活にくたびれてるけど絶対引かない底力と実力のニック・ノルティ刑事と、素早く回る口先以上に黒い機転の利くオシャレなエディ・マーフィちんぴらが、すごくはまってて面白い。
その面白さって、ピン芸人が繰り広げる痙攣的な面白さじゃなくて、ニヤリって奴で「ほーそーいくかー、そーうけるかー」って感じ。
「48時間」みたいとは言わないけれど、アンクと映司の関係ってかなり上手く描けてる。今のところ文句なしに面白い。
あえて文句を付けるとすれば各エピソードで描かれる「欲望」について。
これはあってもなくてもいいぐらいのまあ一般的な善良な解釈が展開されてるわけだけど、時々「善良すぎ」て、うざいなと思うときがある。
どう考えても仮面ライダーオーズの下敷きになっているとしか思えないクウガの各エピソードにも何度か「欲望」についての解釈が雄介によって行われていたけど、あれはかなり真正面からやってるからなぁ、、小林脚本の場合は「まあこれはこんなもんでしょ」ってくらいの力の抜きようで書いているとしか思えない。
多分、本気で書きたい事は別の所にあるんだろうと思うんだけど、って事で次回はまた別のキャラが登場して話を複雑にするみたいですね。まるで一汁三菜みたい(笑)。
ああ、そうそう今回のエピソード、映司が「クスクシエ」住み込み決定になるシーンでなんだかウルウル来ちゃった、、特に泣かせの回でもないんだろうけど、、演出とか脚本が重層的になってるんだろうな。
PS 「映司君は大丈夫だよ」って比奈と知世子がかしましいんだけど、あーゆーシーンは男の脚本家には絶対書けないだろうなと思うし、そーゆー「映司君」に見える渡部秀クンの存在感もなかなかのもの。
渡部秀クンって「大丈夫」過ぎて、今の世の中じゃなかなかブレイクしないかもって別の心配があるけど、ライダー中のキャラ含めて、佐藤健クンのハラハラ感の対局だもんね。

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