saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

交渉

NHK大河「龍馬伝」、やっぱり後藤象二郎が判らない。
前回のエピソードではそれなりの人物に描かれていて、今までの単なる粘着マッチョサド男から転身かと思わせておいて、今回は結局逆戻りってか、龍馬の権力者の心をくすぐる口先に乗せられる粗暴な男として描かれてる。なんで?
それにー、いろは丸事件では最後の最後に登場して交渉の詰めをやった後藤象二郎が、番組ではイギリス海軍提督を連れてくる役回りだけ、そりゃ主人公は龍馬なんだから脇に回るのは当然なんだろうけど、象二郎ってこれからもかなりの確率で龍馬に絡んでいくわけだから単に龍馬の引き立て役で都合のいい使い回しにしておくと、逆に龍馬自体の人間像が深まらないんじゃないかと思うんですよね。
・・でもなー実際、龍馬って史実でも幾つかの局面では当時の人間にしたらスーパーマンに近いことをやってのけてるから、これぐらい話にハッタリをかませてもOKみたいだけど、、。
交渉の素地作りの為に「船を沈めたその償いは、金を取らずに国をとる」とかの歌を流行らせて、世論操作をやるとか、劣勢の立場でやれる事を、メッチャ計算して動いてるわけで、こないだの(まだ済んでないか)尖閣問題の日本の対応なんかみると、龍馬が生きてたらなんて言うんだろ?とか思ちゃったり。
それでも残光キラキラの海岸で潮風に吹かれながら酒を飲んでお元と語らったり、そこに都合良く闇討ちを掛けてきた紀州藩士をあっさりあしらったり、ちょっとやりすぎだろ(笑)。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!