saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ならなかった男がなれなかった

あと何年かしたらTVあたりで「総理大臣にならなかった男・小沢一郎」なんて特番が組まれる予感がする男が負けた。
後出しジャンケンって言われるのはしゃくだから書いちゃうけどchikaは、この代表戦で小沢一郎に勝って欲しかった。
もっとも政治脳が皆無な人なので、その理由は80パーセント以上「こんな最悪な状況なんだから、噂じゃ凄いらしいアノ小沢一郎に一度やらせて見たら。」みたいなギャンブルぽい熱病感情でしかないけど。
まあ基本的に、政治は「世論」が動かすものじゃなくて政治のプロが動かすものだって認識も勿論あるけど。
それに「世論」が常に正しいなんて思ったことは一度もない。ましてやこの国の「世論」ってそーとー危ういし、、。
でも小沢一郎が総理として妥当なのかってゆー単独判断ならこれは当然NOだろう。「もっといい人がいるでしょう?」って事なんだけど、それがいないからこういう事になってるわけ(笑)。
小沢一郎が大阪で街頭演説した時には強烈な小沢コールが巻き起こったそうで「動員」みたいな話があったもの、かといって菅陣営でそんな強烈な実行力を持つ「動員」が、可能だったかというとかなり疑問で「小沢の支持者は政治マニアだとか政治に即効性を期待する困窮者だとかが多くて、少数であってもエネルギーが高い」という事、対して菅支持の母体は今回、世論であって「広くて薄い」ジャッジが背後にあった状態という事になる。
これは、一部では「マスコミで広げられた世論と、ネットでの動向は違う」という読み方に翻訳されたようだ。
確かにネットの場合は、自分の意見を発表する場合は匿名的であろうがなんだろうが、最低限自らキーボードを叩く必要があり、微々たる量であっても「積極性」が必要なのであって、毎日垂れ流されるマスゴミ報道にぼーっと浸かりながら、それを自分の「意見」なのだと錯覚していられるような受け身さからは多少は解放されているのは確かだ。
(だからネットの方が正しいとゆーつもりはないし、勿論、そういう状態での菅支持のパターンもあるんだと思うけどね。兎に角同じ数でも質は違うということだ。)
 もしも小沢一郎に「政治と金」の問題がなかったらこの選挙楽勝で小沢の勝ちだったろう。
でも小沢一郎から「政治と金」を引いたら小沢一郎じゃなくなってしまう(笑)。
首相をやってる姿が想像できないのが小沢一郎でもあり、現時点では最も「強い首相」が似合うのも小沢一郎というすごく不思議な人でもある。
その不思議な人が「世論」に負けた、というより常に世論の動向を気にしている人たちに負けた。
あるいは氏が嫌っていたマスコミに負けたということ。これでかなりの「政治家」達は「世論・マスコミ」は敵に回せない、自分たちはそこから切れて離れた場所で動くことは不可能なのだとはっきり自覚したのではないかと思う。
で今度は「小沢不可とした世論」に菅直人が「菅不可」と言われる番で、多分、今後、一国のリーダーが世論に鼻ズラを引き回され続ける期間が大統領制の導入まで続くのではないかと思う。
あるいは世論を上手く誘導できるリーダーの登場を待つか、でもそれってヒットラーだよね。

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