saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

バランス

saienji2010-07-25

いよいよ佳境に入った仮面ライダーアクセル!!って違うか・・ダブルだったよね。
しっかし「説明的な」エピソードだったね。
展開自体に齟齬はないし、竜が自分の家族の墓に添えてあった花からシュラウドの内面を類推したりと、結構、芸も細かいんだけどね。
なんだか全体的に「話のための話」って感じがぬぐえない。
それは多分、最初恋愛関係にあった若菜とフィリップが姉弟だと判ってからの変化を全然スルーしちゃたりとか、シュラウドが母親だと判った時点で普通はフィリップが一番最初に飛び出していって良いところを、その前に竜の方が演説したりシュラウドに情をかけてやったりする、そういう些細だけど肝心な部分の演出のちぐはぐがね、そうさせるんじゃないかと。
フィリップの感情の尋常じゃない平坦さ加減は、「全てを知っているけど何も知らない」という人工知能的な部分を描写してるんだって、最初は思ってたんだけど、どーも違うみたい(笑)。
それとシュラウドのやってきた悪行の数々を「そうなるとは思わなかった」「母親の愛情故」ってゆー二つのキーワードで回避しようとしてるみたいだけど・・そのヘンもよく判らない。
ここんところは若菜が実の母親を抹殺しようとなんの苦悩もない顔でやってくるのと通じる面があるなぁ、、まあこの辺りもいつか今日のエピソードみたいに「説明」する回があるのかも知れないけど。
それにしても翔太郎どうした。このままでは仮面ライダーシリーズ初の「最も影の薄い主人公」になってしまうぞ(笑)。

ところで逆に「描き込みすぎ」なんじゃないかと思えるのが大魔神カノン。
東京砂漠に山形から出てきて人間不信に陥ったカノンが回復するためには、結局、その人間達との関わりを続ける事にしか答えはないってゆーのは、よく判るんだけど、どうなんだろ、イパダダが大暴走して各山村で大虐殺を繰り返しつつあるつーのに、主人公が天才ピアニストの被精神的虐待少女にちんたらお節介焼き始めるってのは。
 確か仮面ライダークウガも「恩師」編あたりでこんなエピソード挟んでたけど、あれは特撮変身ヒーローもので「挟む」こと自体が画期的だったし、それによってクウガ的生き方が際だったわけだからなー。
 って兎に角、暑い。顔面、(汗で)土砂崩れ、ドセキリュー・・・。

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