saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

鮮烈デビュー、高杉晋作

saienji2010-07-19

 冒頭、第二部「坂の上の雲」の予告かと、一瞬焦って見てたんですが、弥太郎&佐那カップルでした。すっげーなー、どーしてこんな組み合わせを考えつくんだろーってかなり感心しちゃいました。「絶対ありえねー」と思えない所がまた微妙(笑)。

 とまあそんな感じで、龍馬伝、第3部スタート。
 予告通り、確かにみんなの知ってるアノ「坂本龍馬」が登場しましたネ。・・でも「みんなの思ってる坂本龍馬」ってホントにこんなのだったかなぁ(笑)。
 まあそんな微妙な部分はともかく、ふてぶてしくて大胆で行動力の固まりの龍馬が、歴史の固い扉をぐいぐいと開けていく様は痛快で、それ故の龍馬伝説、、史実の大胆すぎるほどの脚色は、先般の「大芝居」以降、解禁になったみたいですから今やイケイケです。
 さすがに元(蒼井優)が、実は長崎奉行所の密偵、なんちゅーのを信じる視聴者もいないだろうし(?)、、。

 福山龍馬と元海軍塾の仲間たち、すっかり結束が固まったようでグラバー邸に押しかけてる場面や丸山の料亭・引田屋での画策行動など、完全に「チーム坂本」って感じ。
 それに背景になってる「長崎」の描写もなかなかビューティフルニッポン、ね!(夜の長崎がかなり妖しい。長崎には何度が行ったけど、勿論、こんな感じじゃない。龍馬伝の場合は、京都もそうだったけど、こーゆー入れ物のフィクション作りが上手くて感心する。)
 こんなノリノリな運びの中でとうとう登場したのが伊勢谷友介の高杉晋作。あんな綺麗なデザインカットを「散切り頭」と呼んで良いのかは別にして、鮮烈デビューの高杉晋作でした。大友・半平太亡き後、伊勢谷・晋作ならそのスタイリッシュさで龍馬伝をなんとか引っ張っていけそう。
 しかし料亭での西郷・高杉・龍馬の三竦み、、、ちょっと格好良過ぎかなぁ、三池監督が「ザ・鞍馬天狗」とかの題名で映画とったら、あれのもうちょっとダークな感じになるんだろうな、、とか色々思いながら楽しんで見てました。

 それに今回、薩長連合への龍馬の絡みを今後しっかり描くつもりなのか、海外貿易に対する幕府の動きだとか、それに対する各藩の思惑だとか、今までになく「説明的」に展開してるのにビックリ。それで西郷隆盛の考えが動き始めてるってゆーのが、よく判るし。やっぱ第3部ですね。

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