僕たちは見たのかもしれない、敵の…根源を…

最近の仮面ライダーW、オートバイで言うと（実はchika、中免を取得してるのだ）新車で買ったのを慣らし運転が終わった頃かと。
たぶん平成ライダーの中では一番慣らし期間が長かったような気がしますが「ハードボイルド・探偵モノ」と「仮面ライダー」を融合させるんだから定番のしっくりくるスタイルを確立するまで制作スタッフはかなり試行錯誤したんでしょうね。
特にギャグパートとシリアスパートの兼ね合いだとか、、。

翔太郎が亜樹子に荘吉の死を告げようとする場面から、それが不発に終わる場面の切り替えなんかいい意味でコミカルタッチを旨く使えてるし、逆に亜樹子が依頼者を体を張って守るシーンは逆のベクトル使って見せたし。やるじゃん！て感じでした。

テラー・ドーパントの力の発現シーンも良かった。
「恐怖」そのものが、相手を脅かす「力」になるってゆー描写は、日本のＴＶ作品や映画ではあまり見たことがない気がします。
（外国の映画には時々、恐怖そのものを独立した力として捉える描写があるような気がしまする）
これは「スイーツ」という「感覚」が、メモりとなり怪人として実体化する発想から来てるのか、脚本家さんの頭の中にある引き出しに常備されていたのか、おもしろいですね。「僕たちは見たのかもしれない、敵の…根源を…」か、なるほどこれからの展開が楽しみ。

ってところで次回は長谷川圭一さんとゆー人に脚本が変わって幽霊自動車の登場！！！
いいなぁ、こーゆーのも今までのライダーだと撮れない作品。でも時節柄、風邪だの「バカは風邪をひかない」だの、ウィルスだの、子供番組のテーマにして大丈夫なのかなぁ（笑）。