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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

過激すぎるミスユニバース日本代表の衣装

saienji2009-07-30

過激すぎるミスユニバース日本代表の衣装に、抗議、批判、非難


東京都内 8月1日から選考が始まる「ミス・ユニバース」の日本代表、宮坂絵美里さん(25)がナショナルコスチュームとして着用する衣装に批判が起きている。牛革レザー製の黒振り袖に、下半身はショッキングピンクの下着とガータベルトというド派手な衣装だが、これに対し、帯職人や着物の販売店がデザイナーに直接抗議しているほか、デザイナーのブログにも「日本が誤解される」などと1000件以上の抗議が寄せられているのだ。
 この衣装をデザインしたのは、和服再興を目指して東京・原宿を中心に展開するデザイナーズブランド「義志」(よしゆき)の緒方義志社長。ミス・ユニバース2006年準優勝の知花くららや、07年優勝の森理世の衣装も担当した実力者で、今回もミス・ユニバース事務局の有名プロデューサー、イネス・リグロン氏から直接指名され、いくつかの候補の中から、今回の衣装を選んだのだという。

Webニュースで初めてこの衣装の写真を見たとき、思わず「古るっ!昔のビニ本の表紙みたい」と思いつつも、逆にエロエロ波動だけは十分伝わってきて、記事を読み始めて二度びっくり。
「え〜っミス・ユニバースぅ?世界一の美人ニューハーフを決めるミス ティファニーズ じゃないのぉ?」ってノリ(笑)。
野次馬根性で該当の「デザイナー・ブログ」を覗いてみて、書き込みコメントのあまりの正当性にびっくり(笑)。
勿論、炎上ブログに書き込まれるコメントにはちょーしこいて差別煽ったりただ暴れたいだけの輩はつきものだけど、そんなコメントなんて圧倒的な数と勢いの義憤コメントが押し流してるって感じ。
おそらくコメントを入れてる人の半数近くはファッション関係者か流行の最先端を行くと密かに自認してる人たちらしく、その批判も当事者のデザイナーとしての感性そのものに当てられていて、相当、きつい。
後の半数のコメントのキーワードは「国辱」、、。

 ここまで書いてchika自身の立場を書かないのは余りに狡いので、一応、スタンス的なものを表明すると、多くの非難コメントとまったく同じ立場。
どんなにへそ曲がり天の邪鬼を気取っても、その本心は、結果はどうあれあんなコスチュームで「ミス・ユニバース」に行かれたらたまらないなと。
批判コメントの中に「ゲイバーのショータイムの衣装みたいですね。こんなのが日本流なんて笑わせないで下さい。」とゆーのがあって、chika思わず笑ってしまいました。
確かにテラッと光るエロな生地(該当はレザー?)で着物仕立てるよねあたし達のステージ衣装って。だから、このセンスとゆーか方向性、自体は好きとゆーか、そんなに卑下もしてないしファッションとしての可能性皆無って訳じゃないと思ってるんですよ。
出来上がったものがもっと凄い切れ味があるものだったら、このデザイナーさんの主張してる事にも賛同してたかも知れないんだけど、、この程度だったら、非難コメントの中にも散々言及されている事だけど、AVのエロパッケージだとかアニメの萌えキャラの方が変な気取りがない分、もっと上を行くと思うわけ。
般若のお面を手に持ってる時点で馬鹿だねぇ、、て思っちゃうし、、発想としてストリッパーが天狗のお面を持ってステージに出てくるのと同じレベルだもん。
 chikaの仕事柄、ってか自分の趣味もあって海外のラバーコスチュームのデザインを目を皿のようにしてウォッチしてるけど、あーゆーフェチ専コスだって色々なレベルがある。
こちらのエロチシズムにドカーンって直撃してくるようなデザインに触れると、「こいつ(デザイナー)すげぇ、普段一体ナニ考えてんだろ」とか思ったり、逆に、ああ惰性で作ってるなぁ、流れにのってあっちのパクって、こっちのと継ぎ接ぎして、、結果、可もなく不可もなくじゃん?だとかね。
結局、そーゆー部分で勝負しないで、表面的なセンセーショナルな部分だけでやると、相手のレベルの中で蠢いているだけの話になって、絶対に突き抜けられない。
ましてや、打って出る手元のソースが「日本の着物」なんだから、文化の厚みから考えて一人の人間の恣意で簡単に手玉に取れるような世界じゃないっての。
人のアイデンティティーを考えるときに、その人が属している「文化」ってゆーのはすっごく重要なんだから。
でも、こういう局面を前にして「突き抜け」ちゃう人も時々出てくるんだよね。
人はその人を天才とか革命児って呼ぶんだけど、、要はこのケースの場合は完全な力不足ってことかな。

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