音無し

12月の倶楽部ってウチの場合、お客さんの出入りがすごっく偏って来るのね。この日は凪みたいにピタって感じで殆どの子達が待ち状態。
そんなワケで待合室でなにげにＴＶを見てたら「忠臣蔵 音無しの剣」が、・・田村正和もつくづく年をとったなぁ・・アップが辛いよ、って思ってるウチに、何となく填っちゃったのね。
田村正和演じる主人公・結城の父親役で宇津井健が出てたんだけど、この二人の絡み見てて「実年齢、どっちが年上なのかしらん？」とかね、興味が尽きないわけよ。
それとか結城が江戸の町を駆け抜けるシーンなんかでは思わず「がんばれーマサカズ、転けんなよー」とか。
話の展開自体は無茶苦茶で、大した義理も恩義もない赤穂浪士一派に肩入れした結城が「ヒトにはやらねばならぬ事がある。」とか言いながら、自分が憎んでもいない仇討ち阻止隊を心道無念流『音無しの剣』でバッタバッタと五十人切り（二・三十人だっけ？）。
で大量殺人者の結城、事が終わっても平気で町の中を歩いてるし、赤穂浪士はみんな自分たちの苦労はさしおいて「仇討ちが成功したのは、これもあれも結城さんのお陰」とか感謝しまくってるし。
まさに田村正和のプロモーションビデオですねコレ。
でも今の時代にこーゆー構成の特番を一本企画させるスターってそうはいないでしょ。
極めつけは、着物姿の田村正和の立ちポーズ、、決まってるワァ、、キザ？立ちながら居眠り？幽霊みたい？平衡感覚欠落？なんとでも言ってよ。
こーんなクサイポーズをばっちり決められるヒト、そうざらにいないって。
でもこーゆー楽しみ方が出来るようにchikaもなってきたんだなぁと、番組が終わってからシミジミしちゃったわよ。
でその日はその後お仕事が入ったんだけどね。お客様アルコール入ってたから「なんだかもー」って感じ。