saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

東京人形

saienji2008-07-14

世の中には馬鹿な人がいるものだ。その代表格の内の一人が私、chika。
最近、ハードディスクの中を整理する機会があって「青い花」というタグの付いた画像を見つけた。
「ああこれって弟に紹介されてブログで取り上げたことのある写真集の表紙じゃん。
20年以上も前の写真なのに全然色あせてない。
カメラマンさんが違うと、こーも違うのかねぇ」って感じで、ついでにこの写真を撮った土田ヒロミさんのことをもう一度、調べなおしてみた。
で吃驚したのが土田ヒロミってゆー人が男性だったってこと。
Chikaってば土田ヒロミってずーっと女性だと思ってたんですよね。
ヒロミっていう名前からくる思いこみ以上に、ニューハーフ(当時はゲイボーイ)を、こんな風に綺麗に撮れるのは絶対、女性だという根拠のない確信があって(笑)。
まあその「こんな風に」の中身が一番、説明しにくい部分なんだけど。
多くの女性は、ゲイやニューハーフに安心し切っちゃった接し方をする傾向があって、その延長線上の目線とゆーか、なんだろぅ、無条件で相手を認めた上でのお付き合いみたいな?女とオカマって、有害だけど決して火傷しないから近寄りすぎちゃう距離感ですね。
写真集は一度弟に借りて眺めただけだから記憶が薄れかけているんだけど、とにかくニューハーフが過不足なく「綺麗」に撮れてたのを覚えている。
 ニューハーフって綺麗になりたいってゆー気持ちは人一倍ってか、異常なほどあるんだけど、それをちゃんと認めて撮ってくれているとゆーか「綺麗に見えるけど、こいつら実は男なんだよ」みたいな腹の中がない撮影なのね。
男が撮ったら、こんなにならいって、そんな気持ちが土田ヒロミさんのことを女性だと思わせ続けていたみたい。
まあ当時の宣伝文句が「東京の夜を妖しく彩るゲイボーイの姿を写真家土田ヒロミが撮影」で、これが所謂、男目線ね。
ちなみに数年前にも「青い花」の写真展があったそうで、この時のゲストが四谷シモンさん。
土田さんと人形作家の四谷シモンさんのトークショーのテーマが「つくられたエロチシズムの美学」。
うーんなるほど、出来過ぎ(笑)。
出来過ぎと言えば、この写真集「青い花」のサブタイトルが−東京人形−、、今となっては改めて深い意味が付加されていると思いません?
若い男の子達は軽く女装しちゃうし、中にはその姿で本来の性癖でもないのに風俗やる子もいたり、人形の中にはアキバ無差別殺人型人形とかもいたり、人形になってる人多すぎません?
最近、chika達の方が、より人間らしい気がしてるんだけど。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!