saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

退屈しのぎ

仮面ライダー電王最終回、、。
ライダー枠の前は言わずと知れた「戦隊ヒーロー」シリーズ。
でこの戦隊ヒーローの方がいつもライダーより数週遅れて最終回を迎えるので、自然とライダーとの「終わり方」比べをしてしまう。
この勝負、結論から言うと、話を手堅くまとめ上げる戦隊ヒーローの常勝。
全体を通じていかにもコドモコドモした戦隊シリーズなのに、最終回に向けてはいつも骨太な構成に知らないうちに変化してるのが面白い。
それに比べてライダーの方はストーリー展開上でも大人の視聴者を強く意識してるくせに、最終回に近づくにつれて「上手く終われるのかしら」と言った不安をいつも感じさせていた。
まあ今度の電王に限っては、いつもの戦隊モノとライダーモノの立ち位置を入れ替えたような部分が最初からあったので、あまりラストが心配という程の物語としての「自重」がなかったので、まあこんなものかと思う。
モモタロスらが消えなかった理由を「彼らが共に過ごした時間と記憶が、彼らを存在させる」としたのも、これまでの電王の作りから見ればきわめて自然なことなのだろう。
正直言って侑斗の「椎茸」シーンでは涙がボロボロでたので、あっけからんとモモタロスら生還したのには肩すかしをくらったけど(笑)。
それに比べてゲキレンの方はロンの存在が凄い。
永遠の時を生きるロンは、退屈しのぎに理央を破壊神にして、この世を破壊させようと壮大な陰謀を企てていたわけだ。
破壊神の素質を持つ理央の家族を殺したのもロン。マクに臨獣拳を立ち上げさせたのもロン。理央との対決の前にダンを闇討ちしたのも、ロン。
確かに永遠の時を生きる尺度を持つ存在にしてみれば「時の流れ」など、あってないようなものだ。それに比して人間は時の流れの中で自分という存在を捉える。
ロンの操り人形にしか過ぎなかった理央が崩壊してしまうのは無理のない事だ、、。ってコレ、ホントに子供向け番組の話なの(笑)?。

しかしロン役の川野直輝君といい、カイ役の石黒英雄君といい、今シーズンは悪役に良い若手さんが起用されましたね。

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