saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ガクトってすげー馬面

saienji2007-08-14

みなべで梅干しを購入したら高速でIターンしてと思っていたら「ここまで来たら備長炭が欲しいなぁ」と相方の良く聞こえる独り言。
「確かにここからやと龍神ハイウェイの方から回り込んで大阪方面に出るルートで備長炭売ってそうなトコ行けそうやけど、、、お店のインテリアにするわけ?」
「そうそう炭を生け花みたいに見立てるやつようあるやん」
「・・プロに任す方がいいんとちゃう?」
「花器にしても備長炭にしても、こっちの目利きでええもんを自力で揃えたらどんなけ安う上がると思う?それにアタシ、おハナのセンセの免許持ってんねんで。知らんかった?」
「どっちみちお金出したら自動的に免許皆伝になる奴やろ」
「親が花嫁支度やゆーて通わせてくれたん、こんな風に役に立つとはおもわへんかったけど」
車の中にちょっと微妙な空気が流れる。ずーっと昔に相方には冗談めかして「あたしの親と会ってみーひん」と言われた事がある。
相方は表面こそおちゃらかに見えるけれど、その本質はこんな事で冗談が言えない質なのは良く知っていた。
だからその時は「お父さん、○○子さんを下さい。ってこの格好で言うのは無理っぽい」とか流していたけど。・・・あれから何年経つのだろう。

紀州備長炭は江戸時代の元禄年間に生まれたそうだ。
料理用燃料として有名な備長炭の特長は、表面が白っぽく断面は金属質の光沢がある。打つとチィンチィンと金属音がしたりもする。炭材にはウバメガシを使うそうだ。
ここまでは道の駅とかで予習済み、、この備長炭を臨時の目的である南部川村で、和歌山県生産量の5分の1に当たる、約2万俵以上を製炭しているのだとか。
そうそう木炭には「白炭」と「黒炭」があるそうで、火持ちがよく、生活燃料として発達したのが「白炭」。
それに対して「黒炭」は柔らかくて火付きがよいのが特長とのこと。「黒炭」でもっとも有名なのは、茶道に用いられる炭で、飾りモノに良く使われているのはこちらの方になるのかな?
chika達が訪れた紀州備長炭振興館で「白炭って表面は黒くならないの」って聞いたら「表面を濡れ雑巾で拭けばOKなのだとか。
こーゆー会話や見学に直ぐに飽きてしまうがchikaで、答えてくれた女性従業員さんと長々と話し込むのが相方。
これはいつもの事なんだけど、しびれを切らせて車で待っていたら「灰も買っちゃった。」と嬉しそうに相方が帰ってくる。
備長炭の灰?」
「うううん。備長炭ってなかなか灰を作るのが難しいらしいよ。」
「で、この車ツーシーターなの覚えてる?今でもお土産だらけでもう何も積めないよ。」
「心配しないで送ってもらったから」
現地で買い付けをして郵送して貰う、しかもそれから後でもいろいろと手を加えなくちゃならないだろう。
結局、得をしているのか、損をしているのか、、。でも相方はとっても満足してるようだ。まあ結局は生き方の問題なのだろう。

で、温泉大好きな生き方を選んだchika(笑)とすれば、ここまで来てこのまま黙って帰路に着くはずもなく、明恵峡そばに建つ公共クア施設が評判良いって話で、そちらに寄り道。
龍神温泉も良いけど二三回行ってるし、何よりも龍神に行くともう一泊したくなっちゃうのでパス)
有田川町金屋の町並みを越え、さらに有田川を遡っていくと山が両側から迫ってきて峡谷ぽくなって来る。
もっともここに来るまでに散々、険しい山道を経験してるので、こんなことぐらいではなんの驚きもないんだけど温泉への誘導表示見ると、更に山の中に切り込んでいくような急坂。
前もってこの温泉の近代的なデザインを知ってるだけに、えーこんな所に本当にあるの?って感じ。
でもあるんですね急坂を上った高台に。周囲のロケーションとのミスマッチに吃驚しますよ。
入ったところが食事どころになっていて、そこから休憩コーナーを経て、温泉の入り口へ向かいます。天井の高いこと高いこと。
湯船はこの外観の割には小さいですね。
露天風呂は大小2種類あり、週替わりで男女交替になってるみたい。
露天から見渡せる景色は低山の頭の天辺ばかりで雄大ってわけじゃないけど、かと言って都市近郊の温泉では絶対見られない光景。
露天で夏の風に吹かれながら湯に浸かるのは気持ちいいよ〜。

PS 風林火山のガクト演じる長尾景虎はどうよ。
一生懸命やってるけどやっぱ演技がパターン化してるよな。
でも時代劇って誤魔化しが利くからええね。台詞回しを型に填めて力んでやるとそれなりに聞こえるから。
亀治郎もそうだけどこの人の場合はルーツが違うから勿論、ガクトとは比べモノにならない。
それにしてもガクトが登場すると彼の顔に魅入っちゃう、、、カピパラ大王の亀治郎とは偉い違い。
物語の方も今は長尾景虎にスポットが当たってるし、、、うーん亀治郎がカピパラならガクトはサラブレッドやねぇ、、綺麗な綺麗なお馬ちゃん。はは、ガクトとくれば女装ネタで話を落とすと思ってたでしょ。(女装ネタは怪談女装女で充分)。
ガクトには女装は無理、だってガクトってすげー馬面なんだもん。

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