saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「死者の言葉」

NHK大河「風林火山」12回。勘助って超悪人だったの?って感じの放映回でした。
こんな山本勘助を内野聖陽以外が演じていたらドロドロ過ぎて、見ている方は嫌気がさしていたかも。
それにしても晴信(市川亀治郎)は「深読み」の達人ですねぇ〜。勘助の陰謀を板垣から聞いて、その背景についてとうとうと解説してやるのはいいけど、板垣さん唖然としてました・・・一方、それを語る晴信の嬉しそうなこと。
腹心の部下から「もう晴信ったら深読みしすぎっ」とかチクリと嫌みを言われても平然と無視してるしさ(笑)。
それに対してよそ者を嫌う甘利虎泰(竜雷太)らの愚直さよ、、、でもこの脚本、ちょっとそのあたりを「描き分け」すぎかも。

とかつらつらと考えていたら植木等さんの訃報が、、。かなり吃驚した。
芸能人・有名人の訃報ニュースってそれ程珍しいものではないのに、軽いショックを感じるのは「無責任男・植木等」のキャラクターが「死」と縁遠い印象を与えるからだろうか。
80歳というお年を考えるとあって当然の死なんだけど、氏のヒット曲であるスーダラ節だとかが発生させるバイブレーションは一種の「不死性」で、それが私たちに浸透しているのだろう。
「死者の言葉」は、「残された者」に意味があるのであって死者自身にはなんの意味もないものだ。

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