saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

想定外

NHK大河・風林火山、「勘助討たれる」が相当に面白かった。
 奇襲で海ノ口城を奪った晴信(市川亀治郎)と信虎(仲代達矢)のやりとりはいつにもましてスリリング。
ただ頭の悪いchikaには晴信の言い回しが凄すぎてちょっとついていけなかったけど(汗)。
でも初陣の前に自分の父親に「(俺が本気だすからあんたのプライドずたずただぜ)お覚悟召されませぃ」と言い切った晴信君、それだけの結果を出したものの、それが父親の逆鱗に触れる事を知っていて敢えて最後の詰めをせずにおくところが「利発過ぎる」子の悲しさ。
板垣信方(千葉真一)に「わしは父上に殺されとうない」と漏らす場面の切ないこと。
でもこの二人、対面するとやっちゃうんだよね。晴信も謙るんならトコトン謙ればいいものを、頭が良すぎてどうしても父親をやりこめてしまうから余計に信虎は逆きれを起こしてしまうし。
うーむ、、、。
でもここまで迫ってこれるのは市川亀治郎仲代達矢という二人の役者の力量だろうなぁ、適材適所とゆーかすげぇ。
まあ亀治郎君の場合は、演技というより彼の素材そのものに追う部分が大きいんだろうけど、信虎役の仲代達矢はさすがと言わざるを得ない。
諏訪で由布姫(柴本幸)の美しさに心を奪われ「儂が王様。こいつ儂のもんにする。なんか文句ある?」って感じにエロ爺ぶりを発揮する場面だって、仲代達矢が演じると、こーゆー戦国武将って確かに当時はいたんだろうなぁって妙に感心しちゃうし。

とか考えていたら丸山弁護士が都知事選出馬のニュース。
これにはかなりビックリ!前の「功名が辻」の時も、結構、今の政界に比べて昔の方が遙かに人物だとか政略が優れていたんじゃないかと思わせたものだったけど、今回も同じ。
特に優秀すぎる晴信の苦悩劇を見た後でこれだから、なんだか調子が狂っちゃう。
浅野史郎の出馬も嘘寒い気がしてたくらいなのに、今度の騒ぎはちょっと「想定外」。
しかし石原慎太郎よりはまし、、かな。でも結局、票が分散して石原慎太郎が競り勝つってことになったら意味ないし。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!