saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

外良

眠たい目を擦りながらマンションのドアをあけると、そこに弟のJがいた。家政婦さん代わりにchikaがJの家を訪ねる事はあっても、その逆は滅多にないことでこれは凄く珍しいことなのだ。
聞けば職場関係の小旅行で伊勢・鳥羽方面に行った帰りに買ったおみやげを届けにきたのだそうだ。
一時はセックスカルチャーの最先端を生きてきたこの弟が、社員旅行に行ったということも、おみやげを買いしかも届けにくるなんって時代も変わったものだけど、「日本の核武装を」なんて事を政治家が言う時代なんだからさして驚くようなことじゃないのかも知れない。
「防腐剤を全然使っていない生ういろうだって、日持ちがしないから一日で食べた方がいいぜ。」
と言ってJが旅行鞄の中から取りだしたのは「虎屋ういろ」だった。手に取ってみるとずっしりと重い。
「以前、伊勢内宮前のおかげ横丁って面白いけど人が多すぎてとか言ってたよな。その時、おはらい町で虎屋のういろ買うの諦めたって」
・・・そんな事、言ったっけ。確かにおかげ横町には相方と3回ぐらいは行ったことがあるけれど。
第一、chikaは甘党じゃないので、こういった類のものはあまり得意じゃない。
包みを開けると、よもぎでつくられたと思しきういろうで小倉ういろをサンドしたものと、こしあんに大粒な栗が入った栗ういろうが出現。
「ようかんとういろうなら、ういろうの方が好きなんだろう?」
それは誰かに話したとゆーか、chikaの嗜好としては合っている。
とすれば、ういろうに関する話は自分で記憶がない程の些細なものとしてJに漏らしたのであり、Jはそれをしっかり聞いていた事になる。
「あっ、お茶入れるね。」
「いや、コーヒーの方が合うんじゃないか、なんだかそんな気がする。」
 弟の予見通り、黒砂糖を使って甘味を抑え気味にしたこのういろう、コーヒーにかなりフィットする。
あっさりとした上品な甘味とモチッとした歯ざわりは、苦みの強い熱めのストレートコーヒーだとかなり数がいけて、二人であっと言う間に完食。
聞けばこの虎屋、創業大正13年からずっと手造りにこだわりつづけてきたお店らしくて、季節で変わる「季節ういろ」を含めると約35種類ほどの品揃えがあるそうだ。
確かにサンドイッチ状の2色の彩りが可愛いよもぎういろう等を見ていると、目で見る楽しみも相当にありそうだ。
ちなみにういろうは、漢字で書くと「外良」。本来の意味は知らないけれど、語感からするとJにぴったりのような気がして、なんだか嬉しくなった。

兄弟と言えば仮面ライダーカブト。ホッパー&パンチブラザーズが食べていた『兄弟ラーメン 兄貴塩・弟味噌』、、乗ってますね、監督にしても脚本にしても弄り甲斐があるキャラだし。
でもいい加減、この二人の存在理由を説明して欲しいんだけど、まあまだまだでしょうね(笑)。
ところで今日の脚本は井上さんなのになんとなく米村脚本みたいな感じしましたね。逆に数回前の悪のりエピソードは米村脚本なのに井上ティストだったし。
「どっちもこれぐらいの書き分け出来るんだぜ」みたいな遊びが入ってるんだろうか?
・・まあいいか、予想通り今回は麗奈(三輪ひとみ)鑑賞エピソードだったし。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!