saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

スノーボール

5月の夏日のある日、スノーボールの白い花びらにテントウムシの赤ちゃんが乗っかっているのを発見。最初は黒い粒々にしか見えなかったので害虫の類かと思ったんだけど、近くで見ると、色が茶褐色のテントウの斑点があり、形も完全にテントウムシの愛らしい○でした。
でもよく考えると、テントウムシもその他の害虫と言われる虫も、同じ昆虫で、テントウムシだけが特別、優れた生命ってことじゃないんですよね。それはあくまで人間の主観にとってのお話。
こーゆーことを人間って、反省の追いつく間もなく、ありとあらゆる所でやってるんだろうなぁ。

NHK大河の「功名が辻」、信長(舘ひろし)が前面に登場する回はいつ見てもスリリングですね〜。
まあ一説には「ただ舘ひろしが怒鳴っているだけだ」といふのもありますが、chikaは狂い始めた信長を意外と舘ひろしが上手く演じているんじゃないかと思います。
一豊(上川隆也)が切腹覚悟で松寿丸が生きていることを信長に告げたシーン。信長が一瞬、「おのれワシをなめとんか?」と怒りで爆発しかけたくせに、何故かうち捨ててきた筈の憐憫の情が気まぐれに浮上してきて『はよ官兵衛と会わせてやれや、ワシしゃなんもいわんし、。』と言った時の館ひろしの顔とか目の表情ね、、狂気の淵に立っている人間の揺れを見せてましたよ。
続いて「おのれ、光秀(坂東三津五郎)が好きなんか?すきやったら好きでええけど、どーなっても知らんでぇ、、」と濃(和久井映見)を睨み付けた時の信長サイコビームも、館ひろしの顔だから表現できるような気がするし(笑)。
そんな信長を出してくるこの脚本、やっぱりかなり完成度が高いですねぇ。小りん(長澤まさみ)に、二年間の兵糧攻めを無血開城と言った一豊が『人をトコトン飢えさせるのと斬り殺すとのとどう違うんだ』と責められて凹んでしまったり、うーむですなぁ。
考えて見れば「戦国武士・功名ってな〜に?」てゆー一豊の悩みは人間にとってかなり普遍のものなんだけど、それに整合性を持たせてしまった挙げ句、狂ったのが信長ってゆー存在なのかな?
一説には武力以外の力で統治能力を発揮する天皇を身近に見てから信長が狂い始めたという見方もあるらしいけど、、、、。
でもまああくまで「功名が辻」はそんな戦国時代を夫婦の力で乗り切った、どちらかというと中間管理職夫婦の半生記って視点で最後まで行くんだろうけどね。

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