saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

以心伝心

NHK大河の「巧名が辻」の面白い所は、一豊がどちらかと言うと実直ではあるが凡夫の所である。「秀吉謀反」のエピソードでは一豊自身が、松永弾正に降伏を説きながらも説得しきれない己の器量の限界に気づいて歯ぎしりする場面さえ描かれるのだから。
その凡夫たる夫を美貌器量共に富んだ妻千代が支え愛する所が又、面白い。人々はそこに夫婦という男と女の関係の妙を感じ取るのかも知れない。
更にこの作品では千代を愛した男として一豊以外に六平太(香川照之)や竹中半兵衛筒井道隆)を配して、そのコントラストを強烈にしている。そういう意味で上川隆也の地味さ加減と旬の女優である仲間由紀恵の華がこれ以上ない適材として光るのだと思う。(ただし地味すぎるけれど。)
それにしてもこの物語の一番の主役はやっぱり仲間由紀恵なんだと思わせたのが、彼女の輝くような魅力が随所に現れた「秀吉謀反」の回であったかも知れない。

テレビウォチング+α
「豪腕!コーチング!!」が面白かった。ジャガー横田を教えるヒデボーと「かつみさゆり」のさゆりを教えるタップ歴60年を誇る中野ブラザーズの対決。
若いヒデボーがジャガー横田の潜在能力を引き出す方向で指導したり、ある意味、対象者へのサービスを忘れない部分が戦後教育の典型を見ているようで面白い。
逆に精神注入教育とゆーか「しごき」の中で以心伝心がなされるという手法をそのままにとったのが中野ブラザーズ
結果は初めから(さゆりの運動能力の高さも含めて)明かなのだが、意外だったのは最後の発表で戦前教育を思わせたコーチングぶりを示してきた中野ブラザーズから「タップを楽しむ」とゆー言葉が出たこと。
この辺りはさすがに、このお歳でタップダンサーである中野ブラザーズのモダニズムを感じさせて凄みさえあった。それに仕上がりが立派にエンタメしてたし、、ヒデボーもっと頑張らないと、、、。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!