saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

殺意

桜の愛される理由の一つに風や雨で散るという風情があげられると思う。粘りに粘って最後にボトリと自ら散っていかないところがいいのかもしれない。
華麗である癖に、どこか儚い。それを愛するのが日本人の感覚でもあるのだろう。

岐阜県中津川市で起こった中2少女殺害事件が報じられた当初から、報道や警察の方ではある程度の犯人の絞り込みが出来ていたような報道振りだった。
誰がどう考えてもあのニュースの行間から犯人像は中高生が浮かび上がっていた筈だ。ただ改めて同市内の高校1年生の少年(15)を殺人の疑いで緊急逮捕という事実を突きつけられるとやっぱりドキッとする。
いくら幼くても男女の仲なのだから愛憎劇だってあっても不思議じゃないし、修羅場の一つや二つはある。
でも「殺すかぁ?」ってのはあるなぁ。振り上げた棒きれがなんで止まらないんだよってコトなんだよな。少年の手にはその棒きれから伝わってくる第一撃の鈍い直ちゃんの肉と骨の手応えがあった筈なのだが、それさえも彼の殺意を抑止する力にはならなかったのだろうか。彼の目には今年の桜はどんな風に映っていたのだろうか、、。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!