saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ビッチな女

エウレカセブン、、物語の終盤に差し掛かって正に“PF(フィロソフィー・フィクション)”ロボットアニメーションといふ我が道を粛々と進んでおりまするなぁ、、。
ノルブ&サクヤが切り開いたゾーンへ向かう道を、ニルバーシュで飛行しながら、後に残る人間達の未来を心配する想いと躊躇いを振り切ってエウレカと共に進もうとするレントン
その心理描写として、レントンが過去に関わった色々な人々がフラッシュバックの形で紹介されて(中にアクセルが登場した時はハッとした)いくんだけど、ここのシーンの演出は絶妙でした。
自らの意志を持つニルバーシュはただゾーンに向かって前進するのみで、後方が心配になって引き返そうとするレントン達の制御を受け付けないし、その操縦桿を手放した状態が続くレントンの描写は、単に彼の「悔恨」だけを現しているのかと思ったら、突如、自らの意志でゾーンへの突入宣言。まさに小さな少年が「世界」を本気で引き受けた瞬間だったんですねぇ、正直、涙がでました。
それにレントン達を追尾してゾーンに向かおうとするアネモネが彼らに置いてけぼりを喰わされるシーン、これも又、象徴的です。
ハァトマークのノルブ&サクヤ・ペアでさえ何かが足りなくて(それはニルバーシュだと推測されているみたいだけれど・・多分、裏側では、恋愛感情意外の、ゲッコーステイトのコミューンだとか親子関係だとか、人間的な繋がりの濃さの差を指しているのだろう)果たせなかった「向こう側」への突入が、ニルバーシュに相当する乗り物(ジ・エンド)を持つだけのアネモネに果たせるわけがないんだけれど、それはそれで見ていてとても哀れを感じさせる演出で、この辺りもアニメ・エウレカセブンの秀逸な部分です。

そしてレントン達が突き抜けた「向こう側」の世界。お^日本列島じゃあーりませんか。一昔前の普通のハードSFだと、何らかの力によって、一度は捨てた母星たる地球と移民先の惑星がショートカットされてつなぎ合わされ、惑星での異生命体との共存の道を計るのか、荒廃した地球に再びもどるのか、さあどうする?みたいな展開なんだけど、「エウレカセブン」の場合はそこんとこをどう捻って見せるのか、楽しみですね〜。
個人的には向かしからずっと疑問に思ってた映像の中に何度も出てくるエウレカ世界の「日本語のカタカナ表記」だとか、「地球文化圏の混乱した他惑星への移植ぶりの描写」の謎が説明されそうな気がしてワクワクしてるんだけど、そこまで計算した脚本ならホント脱帽ものです。

って事で今日はエウレカの感想に力が入ってしまいましたが「もうかりマンデー」も結構、面白かったですね。
IT企業とゆーか虚業とゆーか、その関連世界のバラ色もホリエモン失楽園騒動ですっかり色褪せたみたいにみえるけど、アイデア一つで何億何兆の稼ぎを生み出す仕組みが一番濃いのはこの世界だって事を再認識しましたね。
・・スカイプ導入しようかなぁ、、。あっそうそう川田亜子アナ、茶髪でした(ん?情報遅いのか?)ね。でもあの髪の毛の色で引き詰め・黒縁眼鏡の経済予報士兼レポーターってのは違和感ありまくり、、最近、売れすぎちゃってるから仕方ないのかな。

日曜の朝の最後は仮面ライダーカブトで雑炊、、じゃなかった閉め、です。カブトはある意味、今までの平成ライダーシリーズの中では一番、安心してお気楽に視聴できる所がグッドなのかも、それに加賀美(佐藤祐基)の熱血とヘタレぶりが同時に混在するキャラが実に味わい深いですね。
目ジカラのあるヘタレ!!ってニューヒーローの資格充分じゃない?それにしても警察の外郭組織みたいな感じで正義を執行するヒーローとそのパイプ役のサブヒーローってゆー設定は結構、昔からあったんだよね、、カブトの場合はZECTそのものが怪しいんで天道が近づかないわけだけど、それでも天道と加賀美のセットはかなり上手く考えてあるみたいで良好。
それに今回は、ZECT岬祐月(永田杏奈岬)ちゃんの「ビッチな女ぶり」もすーごーく好みだったし、ウメコこと菊地美香ちゃんも登場だったし、なかなかサービスしてくれますよね、カブトって色々な面で。
(ビッチ女の格好、すごくステロタイプだけど、あれ結構、殿方には効くのよ。)
それにしても菊地美香ちゃんが出るだけで、遊園地でのアクションシーンも含めて、なんとなくデカレンを思い出させるのは凄い。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!