saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

古畑任三郎ファイナル

古畑任三郎ファイナルの「ラストダンス」良かったね〜。「鬼警部ブルガリ三四郎」のネーミングに見られる言葉遊びの感覚とか、早い目に視聴者に双子トリックを判らせておいて、後は謎解きそのものの楽しさと共に、松嶋と田村の演劇的空間を堪能させようとする計算、、あの洒落た雰囲気が三谷幸喜脚本の本質じゃないかしら。
それに役者・田村正和の老成ぶりね。良い意味でも悪い意味でも。
古畑任三郎が黙って西園寺守の推理を聞いてる場面とか、、「そんなことは判ってるんですよ、問題はもっと違う所にあって、ああでもこれは今言っても判らないだろうな」みたいな、でもそれが期せずして田村正和の年輪が出まくっててまるで「孫娘の度の過ぎた痛ましい悪戯をどうしたものか」と悩んでる頭脳明晰なお爺さんみたいに見えるわけ。
それに最後のかえでを抱いてやるシーンだって、恋愛の匂いとゆーより「ミリオンダラー・ベイビーヒラリー・スワンククリント・イーストウッドが演じたマギーとダンの「柔らかい版」みたいな感じだし。
だからファイナルなのかなぁ。田村正和の一つ一つの所作が古畑任三郎のキャラより深みがありすぎるもの。
でも越路吹雪の唄う「ラストダンスは私に」をバックに、最後の詰めをかける古畑任三郎とか、ちらりと人間に対する優しさを見せる古畑任三郎とかは、田村正和以外には考えられないし残念と言えば残念。
そのうち田村正和の実年齢とシンクロするような脚本を三谷幸喜で見てみたいね「古畑任三郎リターンズ」とか、、、。
あっとそれから今夜は金田一耕助の「女王蜂」。あまり期待してないんだけど栗山千明ちゃんと及川光博だもんね〜、これも見るしかないか。

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