旅情を反芻する
「帝国ホテルプラザ/エルメス」「 NU chayamachiヌー茶屋町」「神戸元町・観音屋」「京都北山・東洋亭」
これが最近「関心空間」にキーワード登録した中で200以上のヒットカウントを得たもの。最初、食べ物が圧倒的に強いのかと思っていたけれど、オシャレ系である程度知名度のある施設やお店に、関心が集まる傾向があるみたいだ。
情報収集ならネットで、それ自体の記述があるサイトを参照されるだろうから、「関心空間」で関心を持たれるのは、「既知の事柄で、自分以外の他人がそれをどう評価しているか」が重要なのかなと思ったり、、。
chikaのキーワード登録はほとんど「旅」や「食べ歩き」に偏っていて、chika自身がお気に入りの場所やロケーションでもヒット数で言うと100に満たないものがたくさんある。
まあ「関心空間」自身がヒット数を競い合うようなものではないから、それはそれでいいのだけど正直な所、みんな愛しい場所ばかりなので、ちょっと寂しい。
でも紀行文めいた文章を書くのはどうしてこんなに楽しいのだろう。旅情を反芻する行為だからだろうか?
確かに例えば、丹波篠山の文章を書けば、ささやま工房風花の蔵で見た、糸車を改造した色鮮やかなランプの色を思い出すし、家々の垣根の向こうの柿の橙が目に浮かぶ。
2003/08/23 (土)
不倫旅 温泉宿の のぼり旗
ヘラと嗤って やまかげにあり
2003/08/30 (土)
夕張の 真っ黒カラス 過去を飛ぶ
ニビ色の空 雪を孕んで
2004/01/06(火)
ひれ酒を すすめる人に 相づちを
島の灯りに 涙飲み干し
2004/02/22(日)
苦しいかと問う貴方にこたえなく
えさをねだる目 拘束の果て
2004/04/11(日)
イケイケと 尻叩くあなた 締め上げて
イクイクと泣く 私嘘つき
2005/03/19(土)
夜港 海に浮かんだ 街の灯り
見つめる背中 恋の行方は
2005/04/03(土)
まだ咲かぬ 別れの花に 降る雨に
断ち切れぬ恋 かさねて旅