バガボンド

井上雄彦氏のバガボンド21巻をスタッフのＫ君に借りて読む。やっぱり面白い。タイトルの「バガボンド」は英語で、「放浪者」という意味だとか。
でもこの「バガボンド」って、あの不朽の名作「スラムダンク」のバスケットボールが剣になって、ゲームが「命のやりとり」に成り代わっているだけの話で基本的な骨子は同じ。
勿論、桜木花道が武蔵、、馬鹿なって思うかも知れないけど、あの目の澄み方が同じ。こんなに人と人との殺し合いが清々しい漫画って一種の奇跡なんじゃないかと思う。
ってかそれが良い。21巻では、慶長9年暮れに再び京の町に現れた武蔵が吉岡清十郎との命のやりとりをする話。
凄惨で凄みのある殺し合いの果てに吉岡清十郎が武蔵に斬り殺されるのだけど、やっぱり読後感は激しいスポーツの試合が終わった後のあの感覚。
でも「スラムダンク」の最終回って誰もが共感する永遠のセイシュンの結晶なんだけど「バガボンド」では、あの着地点は無理っぽいなぁ、、その辺りどうすんだろ？