saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

初夢

初夢ってどうかな。chikaの場合は年々、夢自体のクオリティが下がって来てるというか、その殆どがフロイト先生の助言を頂かなくても判るような日常生活の反転や抽象ばかりなので「初夢っていわれても」って感じです。
押さえても押さえても男への欲望が身体の底からせせり上がってくるような若い頃は、総天然色ハイパーシュールのチカリン大冒険の夢を連日見て下手な映画よりよっぽど面白かったんだけど。
実は今朝、昔のそれに近い夢を見ちゃったのだ。スケールは昔と比べてこじんまりしたものになっていたんだけど、画質の良さはシャープさ発色・透明度の点であの頃にひけをとらないって感じ。
夢のロケーションは、山腹にある神社に通じるような結構整備された幅のある山道。もしかしたら名のある参道なのかも知れないけれどそれははっきりしない。
この山道の両脇には非常に大きな池や小さな泉がたくさん点在してある。季節は初秋なのだろうか空気が澄んでいて物の形の陰影が深い。
まずは道から見下ろすような崖下にある大きな池、見ようによってはその深さから滝壺のようにみえなくもない。
濃紺の水中を横切る巨大な影が見えた。手足と毛並みの長い、人の2倍はあろうかという白い犬だ。勿論四肢の関節が人間のように動くから通常の犬であろう筈かない。顔だって竜のようだ。その犬が身体をイルカのようにうねらせながら池の底にある岩影に潜り込んでいく。
胸の動悸が激しくなる。ここは通常の世界ではない。けれどその「異常さ」はこちらに悪意を持っているわけではないのが直感的に判る。私は犬の行方を確かめることを諦めて、道を歩く。
今度は道ばたに小さな泉を見つける。丁度、腰の位置にそれがある所を見ると、普段は手を洗ったり喉を潤すのに使われるのかも知れない。秋の日差しの直射を受けて水は信じられない程の透明度を維持している。
その水の中に、トリケラトプスそっくりの姿をした指先ほどの大きさのウミウシが数匹住んでいた。ウミウシは覗き込む私の視線を感じると頭を回転させ、こちらを仰いだかと思うとグニャグニャと固まり解れながら、水の噴き出すどこかの穴に逃げこんでしまう。
・・まあこんな感じでchikaが歩く山道には様々な擬態生物が棲息しているのだ。
夢は昼間体験したことや覚醒時の課題をランダムにつなぎ変えながら、次の覚醒の為の整理をしているのだという。PCでいうデフラグみたいなものなのだろうか、、デフラグ途中のデータをつなげ認識する事が出来るなら、確かにその世界は奇妙なものかも知れない。

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