saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

気分的には凄く憂鬱。

気分的には凄く憂鬱。どうやら香田証生君は最悪の結果だったようだ。香田証生君、自業自得に間違いないが、殺された後まで「今後の為に」などという尤もらしい理由で、あれこれと言い募る程クールでもないし、、、でも少しでも彼の事を文章に書いたのだから、自分なりの決着はつけないと、、。
恐らく、多くの日本人は「今回は駄目だろう」と思っていたはずで勿論、chikaもその一人だった。だからTVで流れる「すいませんでした。あと、また日本に戻りたいです」の言葉が途方に暮れている馬鹿な弟みたいで、やりきれなかったものだ。
おまけに「自分探しの旅」だとかの話を聞くと、今回の事件にもし探し所があるのだとすれば、「平和ボケ国家」ならぬ「未成人養成国家」の構造的欠陥なのだろうが、おそらく今回も、多くの未成人達が「馬鹿が自業自得だろ」って言いながら、実は彼ら自身も違う場所では彼と同じ事を繰り返していくのがオチなのだろう。
「ウチの息子は、平和のためにイラクの様子を見に行った。」のご両親の言葉が切ない。そうでも言って上げないと、どうしようもないのだろうけれど、、。
イラク問題については「ブッシュ」が良くも悪くも一つの「集約としての象徴」になっているけれど、彼を担ぎ出したのはアメリカという国である事実は変わらない。それは小泉が首相で在り続ける日本も同じ事だ。
いやどちらかを選んでそれなりのリスクと満足感を得るアメリカ国民の方が、常に最大公約数を求めながら慢性的に弱っていく私たちより、まだまともなのかも知れない。

今、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」シリーズを読んでいる最中だ。主人公のマコトは毎度、「最低の頭の悪いどうしようもないガキども」の為に駆けずりまわる。
主人公やガキ共の生き様のけなげさと愚かさに、、、読む度にいつも作者の術中にはまって泣いてしまう。
マコトは結局、屑みたいな「池袋ウエストゲートパーク」を守る為に戦うのだが、、それだけじゃ駄目なんだよと、「小説」に文句を言っても仕方ないんだけど、そう思ってしまう小雨の一日でした。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!