saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

エミール・ガレ

天保山にあるサントリーミュージアムに出かけた。(全国区では「ジンベエザメで有名な海遊館の隣の美術館」と説明した方が判りやすいかも。)chikaお気に入りのエミール・ガレ展が開催されていたからだ。
残念ながら展示そのものは、今まで見たガレ展の中では一番ディスプレィが下手でせっかくのガレの魅力が半減していた。ミュージアム自体はそれなりの建物なのでがっかり感も大きい。
 けれどガレに関しては再発見がなかったわけではない。chikaは今までガレの事を日本趣味に傾倒したアール・ヌーヴォー作家だと思っていたのだが、彼の表現の中に「グロ」が含まれているのを知ったからだ。
特にガレの陶芸作品にそれが顕著に見られるようだ。児童文学の巨星・ミヒャエル・エンデが制作した操り人形やイラストの中に「濡れた感覚」を見いだした時と同様の驚きを感じた。
ガレ自身、死を迎える数年前に分裂病にかかっているわけであるから、彼の精神は優秀ではあったが堅牢性に欠けていたのかも知れない。
昼食は昭和40年前後の大阪を再現したいう「なにわ食いしんぼ横丁」で取ったが、ミュージアムのレストランで食べるべきだった、、反省。
これからは「提供されるもの」の、企画性と実力のバランスをしっかり見極められる力が消費者側の能力として必要な時代なのだろう。

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