saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

風の道

saienji2004-09-23

大阪でもようやく真夏日を逃れた日が訪れてくれた。この前TVの街頭インタビューで「(この暑さが)あと二・三日続いたらアカン死んでまうわ。」と答えたニイチャンが映し出されていたが、大げさではなくて体力の落ちたお年寄りなどには相当こたえる異常気象なのではないだろうか。
そんな中、報道ステーションで「ヒートアイランド現象と風の道」についてのミニ特集があって、思わず考えさせられてしまった。これは今後かなり切実な問題になっていくだろうと思う。
先日福井県の小浜に相方と共に遊びに出かけたのだけれど、相方はしきりに小浜市内の旧家屋の前に立ち止まって「こんな家に住みたいなー」と埒のあかない愚痴をこぼしていた。
「こんな家」とは玄関の戸なり窓を開け放つと裏庭まで一直線で開け放たれた空間として繋がってしまう家のことだ。冬場はどうなのか想像も付かないけれど夏は確かに風が通って涼しいだろうと思う。当然この構造だと家の中は通りから丸見えになるので、ステテコ姿のおじいさんがうろつき回っている姿や子供達が扇風機に当たりながらテレビを見ている様子も手に取るように判ってしまう。
つまり風が通ると共に、表層面のプライバシーも筒抜けになるわけだ。当然、安定した地域社会というか、それを可能にするコミュニティが必要になる。(たぶん一昔前は当たり前の情景だったのだろうが)

ヒートアイランド現象と風の道」特集ではドイツのシュトゥットガルト市の綿密な都市計画を紹介していたが、日本では隣人の生き死にさえも判らない密封生活を成立させている背景から考えていく必要があるのではないかと思う。
だってchika自身、相方が好むライフスタイルも悪くはないと思うけれど、マンションのドア一枚で確保されるプライバシーなしで生きて行けそうにもないからだ。さて、「物事先送り民族」の一人としてどうすればよいものが?

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